2022年3月18日

金曜ロードショー

よる9時から

劇場版『奥様は、取り扱い注意』

放送決定!


綾瀬はるかが元特殊工作員、西島秀俊が公安警察を演じ、お互いにうそをつき真実を隠しながらも愛し合う夫婦の物語が大きな話題を集めた、ドラマ『奥様は、取り扱い注意』の映画版となる。



今作は、ストーリーもアクションも大幅にスケールアップ。ドラマでの謎に満ちた衝撃的ラストシーン…。劇場版では夫婦のその後が描かれる。あれから半年後…。菜美(綾瀬)と勇輝(西島)は、なぜか海辺にある地方都市で新しい生活を始めていた。しかも菜美は記憶を失っていて…。ドラマとは違った美しい海辺の町を舞台に、美しさと強さを兼ね備え一段とパワーアップした最強奥様綾瀬が暴れ回る。




さらに、鈴木浩介、岡田健史、前田敦子、鶴見辰吾、六平直政、佐野史郎、檀れい、小日向文世ら実力派俳優が集結した。




「精霊の守り人」等々、多くの出演作でキレのあるアクションを披露してきた綾瀬はるかさん。その特性を存分に生かした作品が『奥様は、取り扱い注意』。


2017年にテレビドラマとして製作された本作は、大河ドラマ「八重の桜」で共演して以来「兄ちゃん」「はる坊」と呼ぶ仲の西島秀俊が相手役。元特殊工作員の妻・菜美と公安警察の夫・勇輝がお互いの素性を隠して夫婦生活を送るという物語で、放送時には大いに話題を集めた。





 映画予告↓

 



劇場版公開にあたり、新型コロナウイルスの蔓延による公開延期を乗り越え、綾瀬はるかさん流の「アクション」「俳優論」などを聞いたインタビューがこちら下矢印下矢印下矢印



綾瀬はるか

「ドラマの頃から、基本的な体幹トレーニングは週に1回くらい、欠かさずに続けていたんです。次(劇場版)があるかもしれないな、とは思っていたので。その後映画化が決まって、撮影が近づいてきたら、トレーニングの時間を増やしました。動ける体を作っておくということは、個人的にやっていましたね」


さらりと語る綾瀬さん。やはり、一朝一夕ではなしえなかったのだ。本作はカリとシラットという実践武術をミックスさせた動きがベースになっており、止め突きなどを高速で、かつピンポイントに繰り出さなければならない。


綾瀬はるか

「何もない状態から始めたドラマ版のときは、すごく大変でしたね。それこそ家で腕立て伏せ200回×何セットもやっていましたが、今回は前回の経験もあったので、家での個人練習はそこまでハードではなかったです」


と振り返り、経験者の余裕を感じさせる。常日頃から準備を怠らない彼女のプロ意識がうかがえるが、同時に「いまはもうやってないんですが…」と申し訳なさそうに付け加えるところもまた、彼女のキュートな魅力といえよう。


綾瀬はるか

「撮影前には、対人稽古も行いました。その中で、徐々に体が思い出したり慣れてきたりしたら、相手役の人と劇中で行う動きの“合わせ稽古”を始めましたね。振付のように、覚えないといけない動きが多かったです。並行して、タイミングを合わせたりスピードに変化をつけたりちょっとずつ調整して、動き自体が完成したら何回も何回も練習して、本番で怪我がないように精度を高めていきました」


言葉で聞くだけでも大変そうだが、撮影は夫婦そろってのアクションシーンからだったという。いきなり山場のシーンというのはさぞかし大変だったのでは?と聞くと、


綾瀬はるか

アクションが先だったから、夫婦の本気がアクションに乗って、そのうえでこの夫婦ならではの会話のやりとりができたのかなと思います」

と何とも頼もしい答えが返ってきた。


ただ、いきなりフルスロットルで挑めたのは、兄ちゃんこと西島さんがそばにいたからこそ。

綾瀬はるか

「やっぱり安心感が違いますね。変に気を遣うこともないし、すごく精神的にも助けられています。あまりプレッシャーを感じることなくできました」



その西島さんが本作のイベントの際に明かしたのは、撮影の合間に綾瀬さんが励んでいたという自主練ならぬ闇練。綾瀬さんは笑いながら、その意図を教えてくれた。


綾瀬はるか

「アクションの量も多かったですし、一瞬の気の迷いが本当に危ないんですよね。アクションの相手役の方とは体格差もありましたし、お互いに動きがズレて当たってしまったら大変だから、そういう不安や心配をなくすために、準備だけはしっかりしなくちゃいけないと思ったんです。いい時もあれば調子の悪い時もあるし、本番になると練習でうまくいっていたことがそうならない場合もある。でもそれで終わったらもったいないので、『もうちょっとよくできるからもう1回やらせてほしい』というのは、兄ちゃんも私も言っていました。せっかくやるんだったらその時のベストを出したいし、みんなが『よかったね』と納得できるように粘りたいと思っています」。


余談だが、綾瀬さんが西島さんの出演作を観て、ダメ出しをすることもあるのだとか。


綾瀬はるか

「ある作品のアクションで銃を構えるときに肩が変に上がっていたから『肩がすごく上がっていたよ』ってメールを送ったら、『うるさい!俺も気にしてるんだよ』って返事が来て(笑)」

と楽しそうに語る姿からは、2人の信頼関係が伝わってくる。


西島さんという最高の相棒を得て、ますます冴えわたるパフォーマンスを見せた綾瀬さん。そんな彼女に、改めて自分にとっての、アクションとはを聞いた。


綾瀬はるか

「アクションは、全身で表現するもの。体全体を映像で見せるものなので、対話劇とは全く違いますね。アクションという軸があることで、やらせていただける役の幅が広がったように思います。自分自身も、アクションを求められることで、刺激を受けていますね」





最後に、綾瀬さんがいま、役者として大切にしている信条を教えてもらった。


綾瀬はるか

「当たり前ですが、心で演じることですね。経験を積んでいくと、慣れが出てきてしまって心とズレるときが生まれてしまうと思うんです。そうならないようには気を付けていますね。『感情で動く』は、演じるうえですごく大切にしていることです」。


この20年で多くの後輩が台頭し、いまや現場を引っ張る立場。


綾瀬はるか

自分がたとえ年齢や芸歴が上でも、皆さんプロですし、尊敬しています。といっても、そういう風に思おうとしているのではなく、自然とこんな感じで生きてきただけです(笑)」。


長い間変わらず、ずっと自然体でいること。それがどれだけ難しいかは、俳優でなくても多くの人が身をもって知っているはず。だからこそ、「いつもワクワクしていたいですね」とふわりと笑う彼女に、トップランナーたる凄味を感じずにはいられない。










劇場版のストーリーはともかく驚き

ほぼスタントなしで挑んだという綾瀬はるかさんのハードなアクションシーンは見どころ!そんな綾瀬はるかさんのアクションは、ほんっとキレッキレで大好きニコニコ飛び出すハート