スター・ウォーズ


クローン・ウォーズ

スター・ウォーズシリーズのスピンオフ作品で3DCGアニメのテレビシリーズ


スター・ウォーズ新3部作の『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』の間のできごとを描いた作品



「クローン・ウォーズ」シーズン5

重要回、面白かった回を紹介する





シーズン5

11話「虚無の惑星」


ジェダイ評議会はD分隊に敵艦隊への侵入を命じ、ガスコン大佐に率いられたドロイド部隊は暗号モジュールを奪取しジェダイ聖堂へと急いでいた。



ガスコン「わしの司令塔が回復するのはいつだ?」

R2「ビープー!」

ガスコン「分かったよ、言い直そう。BZが回復するのはいつだ?急いでくれ、暗号モジュールを早く持ち帰らねばならん」


修理が完了したその時、WACがコックピットから出てきた。

WAC「BZ、直ったのか?」

ガスコン「何しに来た?WAC、誰か操縦しとる?」

WAC「吉報と凶報があります」

ガスコン「なんだと?それじゃ吉報とは?」

WAC「任務が失敗しても言い訳できる」

ガスコン「このバカ どけ!」


ガスコン「ハイパースペースを出ろ!」


衝突によって壊滅的な結果を迎える前に、シャトルをハイパースペースから離脱したが、船は彗星群の真っ只中に捕まり、いくつかの氷の塊にぶつかってしまう。

WAC「動力系をやられました」

ガスコン「分かっとる」




パワーを失ったシャトルはさらに断続的な衝突のダメージを受け、氷の破片によって宇宙を弾き飛ばされていた。しかし、この危機的状況のなか、アストロメクたちはパワーの復旧を行う。



アストロメクの活躍により補助電源は回復した。


そしてエンジンを回復させた直後、さらなる衝突を受けた。



その衝撃でQTが虚空の宇宙空間に投げ出されそうになってしまう。ドロイドたちは力を合わせ、辛うじて救出に成功した。


船は致命的なダメージを受けていた。
WAC「あの星に降りるしかない」 
ガスコン「あれは分離主義者の星か?」
WAC「どっちでも」
ガスコン「大事な事だ、任務を果たさねば」

彼らの船は航行を続けることができなくなり、一行は近郊の惑星アバファーに不時着した。


ガスコン「内臓が破裂したかも」

墜落の衝撃でガスコンが落とした暗号モジュールをR2は、そっと拾った。


様子を見るために外に出ると何も無かった。

R2のデータを見ると、その星はアバファー、なんの情報も無い。

ガスコン「やみくもに進むことは愚かな事だ。ここに留まり、状況を視察してから偵察プランを…」

ガスコンは、船の近くで待機するよう指示していると、暗号解読モジュールを持つR2は、任務を遂行するために不毛の荒野を進みだす。

ガスコン「どうやって持ち出した?機密物件だぞ!不服従は許さんからな」

WAC「ご心配なく モジュールは俺が持ち帰ります。昇進するのは俺かもね」

ガスコン「それだけは許さんぞ、ドロイドに手柄を取られてたまるか」
他のドロイドたちも即座にR2に従い、ついにはガスコンもそれに続いた。


ガスコン「初めての任務があと一歩で完了するのに、こんな砂漠で迷子になるとは」

WAC「明るい面もあるいい天気ですよ」

ガスコン「どこがだ?太陽は見えんぞ、ひたすら暑いだけだ…待てよ?太陽が見えんのに進む方向が分かるか?

R2「ピピピー」
ガスコン「進行方向を直進にセットした?そんな初歩的なプログラムで漠然と進んでたのか?わしが受けた訓練に頼ろう。ドロイドには無理だ。」
WAC「どういう事?」
ガスコン「ドロイドは訓練でなくプログラムで動く。貴様達の弱点だ!」
WAC「何もない場所から抜け出す訓練って?」
ガスコン「士官学校の訓練に従えばだな、周囲にある材料を連と使って救援が来るまで生き延びる。」
WAC「その士官学校の訓練ってどんなの?」
ガスコン「教官に叩き込まれる」
WAC「俺たちドロイドと同じだ」
ガスコン「貴様たちドロイドと一緒にするな!わしはプログラム…いや訓練だけじゃない」
ガスコン「今は船に引き返すべきだと…」


WAC「ないですよ?」
ガスコン「なんだと?」
WAC「地表が硬いから残らないんです」
ガスコン「気づいてたのか?なぜそれを早く言わん?」
WAC「俺の考えでは引き返すより前に進しかないから」
ガスコン「なぜ考える?考えるんじゃない!考えるのはわしの仕事、わしが指揮官だ。貴様はただのパイロット」
WAC「それって傷つく…でも、いい考えが!」
ガスコン「考えるなと言ったろ」
WAC「俺の場合プログラム的に健康を気にすることなく任務に専念できる」
ガスコン「それ以上言うな!」
WAC「つまり俺なら」
ガスコン「言うな!」
WAC「大佐が死んだら俺が指揮官に…」
ガスコン「止まれ!いまいましい奴め」
ガスコン「もう終わりだ…どうか今すぐ死なせてくれ、威厳と共に…」
WAC「それって可能?」




ガスコン「あれはわしらの船か?ラッキーなドロイドどもめ」

遭難した船の残骸を発見した。乗員たちは既に白骨化していた。
WAC「俺たちの船じゃない」

WAC「R2の言う通り、船にいたらこうなってた…ひよっとして飛び降り自殺するのかも…そうなったら俺が新しい指揮官だ」

ガスコン「こんな星にも何かはあるだろう?わしに希望をくれ!」
WAC「誰に話しかけてるかって?」
ガスコンは、絶望のあまり正気を失いはじめた。WACは、大胆にも自分が新しいリーダーだと宣言する。

ガスコンが指を差した。そして走り出した。
WAC「何が見えたんです?」
ガスコン「分からん、はっきり言えんが」
ガスコン「何にしても助かった」

WAC「俺も見えないよR2…幻覚だな」

そんなガスコン大佐を見たドロイドたちは訓練など信用しないと言い合った。
WAC「俺を指揮官に選ばないなんて…俺はただのパイロットじゃない!」
するとアストロメクたちはそんな彼らを無視し、先を急いだ。そしてこの場に2人きりになった。




WAC「新しい作戦が必要です」
ガスコン「今悟ったぞ、もし死んでいたら?あの時墜落事故で死んでいたら、こんな苦痛はなかった」
WAC「たしかに…俺もメクと行くんだった」
ガスコン「考えてみろ、人生は虚しいものだ、答えを探してもそんなものはなく希望は幻想なのだ。確かなものはただ死のみ!」
WAC「諦めは俺のプログラムにはない、大佐もそうだと思ってた」
ガスコン「そうだな、わしはあらゆる問題を合理的に解決しろと教わった。だがここ…何もない虚無の星ではムリだ。見方を変えるべきかも。




ガスコンの生きる希望を蘇らせたのは、皮肉にもWACのプログラムに『あきらめ』が無い事だった。だがそのとき、彼らは惑星アバファーが完全な死の惑星ではなかったことを発見する。走鳥類に似た奇妙な生き物の大群が平原の彼方から走り迫ってきたのだ。



生物の生存本能を信じるガスコンは、WACと共にこの生物たちの背にまたがった。



町が見えてきた。今度は幻ではない。



やがて生物たちは2人を水辺へと導き、そこには惑星の地表を掘って作られた都市もあった。




驚くべきことに、D分隊のアストロメクドロイドたちも既にそこにいたのである。

ガスコン「よしWAC、分隊に出発の準備をさせろ!水分補給をしたら出発する!以上だ、伍長」




WACのおかげで元気が出たガスコンは、このドロイドを伍長に昇格させて喜ばせた。

WAC「伍長?イエッサー!出発準備にかかります!分隊は整列!出発準備にかかる!グズグズするな!WAC伍長の命令だぞ!不服従は許さんからな」


ガスコンの真似をするWAC伍長は張り切って指示を下したが、アストロメクたちはスルーしていた





初めて見た時は、何にもない虚無の星をひたすら歩くドロイドたち…って感じで、感想も浮かばなかったが、何度か見てるうちに、心を持つ者の良さを感じるエピソードだと思った。虚無の空間に2人取り残された時のガスコンとWACの会話が噛み合ってなくて面白かった。この2人は多少ウザキャラではあるが、この任務を機に成長してウザキャラ度が減っていくのだろうほっこり


R2率いるアストロメクたちがそんな2人を無視して任務を遂行してる辺りが、この任務成功への最大の秘訣だなっゲラゲラキラキラ









Disney+クローンウォーズ↓

https://disneyplus.disney.co.jp/view/#!/series/detailed/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA%EF%BC%9A%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA_(%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA)/347428