野ブタ。をプロデュース
特別編
第8話は中身が濃いので
前編と後編に分けての紹介です!
第8話・前編
母から国際電話があり、友達何人いるか聞かれる、修二が慌てて出した答えは2人だった
あれから、野ブタは修二を避けていた
野ブタが修二を抱きしめた事があったからだ
やっとのおもいで野ブタを屋上に連れ出し
修二
野ブタのプロデュース、再開するから
野ブタ
もうプロデュースはいい
修二
なんで?
野ブタ
だって私、あんな事…
修二
俺を励ましてくれたわけでしょ?じゃ、ありがとう!これでおいまいね?
野ブタ
怒ってない?あんな非常識な事…
修二
俺も悪かったんだよね、どんなリアクションとっていいか分からなくて、俺さ、慰めてもらうようにできてないんだよね
野ブタ
マリコさんはあの日誰かに慰めてもらえたのかな?誰だって寂しいのは嫌だよね、できれば一人残らず幸せになって欲しい
修二
いや…それはムリだろ⁈
夕方
俺たち3人はまた集まることになった
彰が用意したくす玉をセッティング
彰
じゃ3人の再結成を祝って!
3人で引っ張っか!
せーの!
くす玉は開かず、そのまま落ちて跳ねて屋上の外へ落っこちた
思えばこの時のくす玉はこれから後の俺のようだった…落ちてく俺を誰も止める事はできなかった…
地面に落ちると開いたくす玉
修二
幸先悪いよー
俺自身何も出来ずに落ちていった…
日も暮れた頃、下校中にOLが酔っ払いに絡まれている現場に遭遇した修二
ただ単に巻き込まれてしまい男に何発も殴られた挙句、修二が傷害事件の容疑者として交番で事情聴取を受けてしまう
修二
自分は巻き込まれただけで殴ってないです!関係ないんです!信じてください!
警官
みんな言うのよ、信じてくださいって!
といい、信じてくれなかった
修二
俺の人生完璧に終わった…
と呟くと
交番で居合わせた町内会会長
世の中は真実なんてどうでもいい!信じてもらえる男かどうかって事だ!どん底に落ちても人生終わりちゃうぞ!落ちても人生続くぞ!人生はなかなか終わってくれんぞ!
人に信じてもらえないのって凄い恐怖、目撃者が出てきてくれたから良かったけど、もしそうじゃなかったら…俺…今頃まだあそこで…
そこへゴーヨク堂の主人
最悪の日もある!されど最高の日もある!それが人生!!!
放送部ではランチタイムの企画を募集していた、そこで修二が考えた企画が
「それゆけ小谷突撃飯!」だった
カメラを回し生放送でお昼ご飯中に突撃して美味しいかまずいか小谷が判定するもので、なかなか好評だった
次の日の登校中に、ケンカの現場を見るが、また変なとばっちりを受けるのが嫌で今度は素通りした
お昼休み時間になるとクラスのみんなに修二はマリコちゃんとお弁当だろ?と言われるが、マリコに酷い事を言ったので一緒にお弁当は食べれないが皆にも言えず、嘘をつくしかなかった
彰はその事を知らなかったので修二に会いにマリコの所へ行くと、用意してきたお弁当を彰に食べてと出す!彰も喜びながらお弁当を食べるが、修二は?と聞き返す
そこへ…それゆけ小谷突撃飯が来てしまう
カメラに映っているのはマリコと彰だった事にクラスの皆が大騒ぎ、そこへ戻った修二…マリコちゃんのお弁当うまかったか?の質問に
修二
ちょーうまかった!
それを聞いたクラスメイトが口を揃えて嘘つき呼ばわりした
午後になるとクラスメイトのタニが怪我をして登校する
タニ
俺が絡まれてる時、俺と目合ったよな?
修二
え?なんの話?
ハッとする修二
修二
もしかしてあの時のケンカお前だったの?
タニ
ひでーよな…友達がやられてるのに見て見ぬフリだもんな!
修二
ホントにお前だって気付かなかったんだって!
タニ
こっち見てたし
修二
顔とか全然見えなくてさ
タニ
お前ホント口うめぇからさ、そうやって俺を誤魔化そうとしてるのかも知んねーけどさ!お前ってそういう奴だったんだよな!
修二
ホントなんだって!信じて!
その時、あの警官の声が聞こえた
警官
みんな言うのよ、信じてくださいって!
修二は友人のタニを見殺しにした冷たい人間として、周囲のクラスメイトから避けられてしまうようになる
孤独になった修二は、彰や放送部で昼の顔となり人気が出始めた信子を気にして
修二
俺にさ、一切話しかけんじゃねーぞ
お前らも俺みたいに思われちゃ困るし、野ブタとかさ最近人気出てきたんだから
彰
お前ホントはさ、やられてたのがタニってわからなかったんだろ?だったらその事みんなに言ったほうがいいんじゃないの?
修二
言ったってムダなんだよ…どうせ今言ったってただの言い訳にしか聞こえないんだし
野ブタ
でもこのままじゃ…
修二
もう…言葉が通じねぇんだよ…信じてもらえないってさこういう事だったんだな
第8話・後編に続く
野ブタ。をプロデュース公式HP
http://www.ntv.co.jp/nobuta/story/20051126.html
WALL PAPER
http://www.ntv.co.jp/nobuta/etc/20051126.html