今日はウラジオストック駅でシベリア鉄道 ロシア1号に何とか乗り込み、ロシア沿岸部、と言っても海の側ではなくって、何十キロ(?)か内陸部、中国との国境近くを北上、約12時間、770Km走ってハバロフスクまで来た。全てが手振り身振りの旅、それが今のところ予定通り。この幸運が続きますように!
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今日はシベリア鉄道に乗る日。朝11時発の列車なので時間はゆったりある。とはいえ、列車を無事に乗れなければ一大事。ということで、6寺45分に起床。外は昨日の雨が嘘のような快晴。窓からは青いアムール湾が美しい。
昨朝同様に中国団地の中で、我が奥方だったら一寸ブツブツ言いそうな朝食バイキングを鱈腹食べて満足し、駅まで歩いて10分というのに、9時過ぎには駅へ向かう。
セキュリティーチェックを受け駅構内に。オッ、乗りたい列車番号と発車時刻発見。でもプラットホームには?が付いている。でも、どうも大丈夫の感じってことが確認できたし、発車まで1時間半は優にある。
で、一旦外に出て、撮ったらやばいって聞いていた駅などの写真を、ポリスがいないことを確認しながら撮ったり、構内に戻って、万が一の食糧危機に備え、小さなパンのようなやつと水を調達したり。ところが水は失敗、ガス入り。
そうこうする内に発車40分前位になった。が、プラットホームは?のまま。一寸心配になって、ウロウロするとインフォメーション発見。On Timeかと聞くと、何やらスマホ見たいなやつをいじってたが、その画面を見せてくれた。The train did not arrived である。何時くらい着くかって聞くと、こちらの質問が分かったとも思えないが、ニェットとか何とか言っていた。
諦めて椅子に座っていると大きなケースを持っている若者発見。英語しゃべるか?答えはヒフティーヒフティー。列車001に乗るのかって聞くと、イエス。これで一安心、彼についとけば何とかなる。
とその内にプラットホームナンバーが出て来て、、、ホームに出ると、乗客達と車掌が。チケットを見せると、パスポート?ってことになり、無事に予定の列車に。大成功~!普通の人には何でもないだろうが、呆け老人には冒険そのもの。
座席は4人部屋(コンパーティメント)。どんな人と一緒になるのか?不安と期待でいっぱい。あにはからんや、我一人。気楽で良いけど一寸淋しい。勿論、ロシア語は喋れないので、同室者がいても会話は出来ず、気まずいかもしれないのだけど。
何はともあれ、列車は音も無く定刻に出発。出発直後はアムール湾を車窓左手にしながら、その後、北海道 のような風景の中をひたすら北上。その内に右手には平原の遠くに背の低い山並み、そして滅多にないがパラパラと民家も。2時間位し大きな駅に着いた。ウスリースクという名で、中国ハルピン、北朝鮮のピョンヤンに繋がってるらしい。
ウスリースク駅 ここからハルピンやピョンヤンに行けるらしい
発車して間も無くのこと、シーツが配られ、スナックのような物、そしてウラジオストック時間の4時前に、夕食なのか、パンとそぼろのような物がでてきた。と思った蕎麦の実の料理でグリェーチカと言うらしい。食堂車に行ってビールを買い食べたが、少な過ぎてもの足りない。ロシア人、これで足りるの?
案の定、午後7時半頃になると腹がすいてきたので、いっちょ散財してみようかと食堂車に。オーダーはガイドブックにある絵を示す。散財と言って張り切ったものの、やっぱり安そうなロシア料理 壺焼きとビール。ところが出てきたものは外観が壺焼きとは全く別物。スープにパン。何か説明してたので、列車じゃ料理出来ないので、二つに分けてるんだと、質問もできないので、勝手に解釈し食べる。味は問題なし。でも、本当は違うもんが出て来たのかも。まあ、良い経験という事にしておこう。
ロシア料理 焼き壺を頼んだつもり。(外観からはジャルコーエという料理か?)
そうして午後10時頃に暗くなった後午後11時前に夜のハバロフスクに無事到着。今日は大成功!これで今日はおやすみなさい!
追記
日本よりお湯用ポットとインスタントコーヒー、ティーパックなどを持って来た。お湯は列車でただで調達出来るので、大助かり。
自由気ままな1人部屋、LINEの無料通話で自宅にいる奥方とTV会話。車窓の風景を映し出すと、何じゃ、単なる草むらじゃないって、、、夢のないこと!