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【内密出産とは】
予期しない妊娠をした女性が、母子とも危険な孤立出産に追い込まれるのを防ぎ、病院で安全に出産することが狙い。
子供が出自を知る権利を保障するため、病院の担当者のみ身元を明かし、病院が身元情報を保管して将来的に子供に開示する仕組みを想定する。
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今朝の朝日新聞に「10代女性の内密出産」の記事が載っていました。
パートナーのDVを受け、妊娠を告げると関係を断たれ、両親にも伝えられない妊娠9カ月の女性が慈恵病院(熊本市)で無事出産したという。
我が子を出産と同時に手放す辛さ、赤ちゃんが成長し母親の身元がわからないことの辛さを、担当者から話しをされ、女性は何度も泣いたそうです。
女性は「いつも赤ちゃんのためにどうすれば良いか」を思い、赤ちゃんの幸せを願えばこその決断に至ったと‥‥。
身元を明かせない女性に、担当者はカトリック教徒らが身につけるメダルを
「赤ちゃんとお母さんの2人をつなぐ証として」と二つ渡したそうです。
メダルの中に「あなたのことが世界で一番大好きで愛している」とメッセージを添えて、病院に託し、病院を後にしたそうです。
記事を読みながら、涙が止まりませんでした。
賛否はあると思いますが、孤立出産に追い込まれなくてよかったと思う反面、赤ちゃんのこれからのことや、この女性の抱えるものの重さを考えたら、辛いです。
この紙面の対向には「子供への性暴力」の記事が‥‥。
一部の問題なのかもしれませんが、人を愛し普通に生きること、人を傷つけないこと‥‥。
難しいことではないと思います。
今日は、朝から心が揺れました。
「微力ながら力になれることがあったら」と改めて思いました。