投稿201回目





今日の話は


私がジーンとして


胸がいっぱいになって


心を揺さぶられた


そんな話です




よかったら最後までお付き合いください💕






今となってはなんのきっかけで


インスタでその人をフォローしたのか


全く覚えていないのだけれど…





私は老人介護施設の所長をされている


まだ若いある男性の投稿を目にした


じっくりは見ていなかったけど


いつもなんだかほっこりするエネルギーを


その文面や動画や写真から感じていた





で、


先日の投稿をたまたまじっくり読んで


その途端胸がいっぱいになった




あったかいものが私の中をいっぱいにした





****************






****************






私は絵描きの前は


障がい者の福祉施設で


入浴介助の仕事をしていた





仕方がないとはいえ


見ず知らずの私に


初日から裸でいてくれる


頭が下がる思いだった


しばらくは見学だったけど


その内身体を洗わせてもらう




同じ立場になった時


私はそれに耐えられるだろうか…




障がいといっても人によって違う


先天性も後天性もあって


特に後天性の方の方が


そうなった前後の差を感じて


介護を受ける葛藤があり


ある方はそれを乗り越え


またある方はまだ葛藤の中


そんな事みんな口にはしない




だから介助者はつい仕事としてこなしてしまう




私はいつも


私だったらどうして欲しいだろうか…


と思いながら介護させてもらっていた


でもそれも所詮私目線だし


ご本人の希望通り出来ていたかは分からない


仕事も人より遅いから


さすがに慣れてくるとそれなりとは言え


時間制限のある現場で


私はたくさん仲間に助けてもらった


それに元々汗かきな私は


特にピークの時は時間に追われながら


正に汗まみれで働いていた


だから私は1日3回は全身着替えていた




私はその施設が大好きで


利用者さんも大好きだった


入浴仲間も大好きで


自分から辞めるのは


まだまだ先のことだと思ってた




でも次のステージに進むように


私の人生は急展開した








最近義父の認知が進んで来た


持病をいくつも抱える義母も


一通りのことは出来るとはいえ


思い通りに身体を動かせなくなる事が増えた


義母と『老いて出来なくなることが


増えていくことの不安』を話し合った事もある


その時も私は自分の老いを


受け入れられるだろうかと考えた





もちろんいつからでもやりたいことは出来る


そこに強い想いがあれば…




ただ人間界に生きている以上


老いて出来なくなることが増えることも


確かなこと





義父が要介護3になって


行政にしてもらえることが増えた


もちろんそのことによって家族として


助かることや安心できることも増えた


ただなんだか複雑な気持ちにもなった


義父がそれだけ弱ったということを


認めることになる




義父はとても愉快な人で


私たちに子どもができるまでは


義父の運転で義母と主人と私とで


よく旅行に連れて行ってもらった


その時に必ず枝雀の落語のカセットが流れた


落語だからオチが分かっているのに


必ず私以外のみんながそこで笑うのだ


遠方だと何度もそれが繰り返された


それでもみんなはその度に笑うのだ


そのうち私もその仲間になっていた




さすがにその後の子どもが増えた旅行には


枝雀は登場しなくなった






長男を妊娠した時私は風疹になった


医師からまだ間に合うから


産むかどうかの決断をと言われた時も


余計なことは一切言わないで見守ってくれた




無事出産した長男がまだ5歳くらいの頃


本人は楽しい時もありつつ


一つ年上のやんちゃな男の子に遊ばれて


いいように使われることもあって


義父が私の考えを尋ねたことがあった


「その子と遊びたくないと本人が言うまでは、私からあの子と遊ぶなと言わずに見守ろうと思います」


と言う私の言葉に


本当は孫が可愛くてその男の子に


一言言ってやりたかっただろうに


「分かった!ほなワシは口出しせーへんわ」


と言ってその時も見守ってくれた




義父はお箸の使い方がそんなに上手くない


お箸からこぼれ落ちたこんにゃくに


「わー!こんにゃくが踊っとるなぁ」


と言ってニコニコして拾う姿に


みんなが笑顔になった




私がまだ自分を許せてなかった育児期は


こんなほのぼのした義父に


とても助けられた


子どもたちは本当にそんなおじいちゃんが


大好きだった


もちろん今も…




おしゃべり好きで愉快な義父が


数年前から難聴になって


話についていけなくなった


みんなが何を言ってるのか分からない


楽しい冗談も愉快なツッコミも


人に対して言わなくなっていった


義父から笑顔が次第に消えて行った




足を鍛えるための散歩で転倒し


人に迷惑をかけるから


こけたら厄介やから


そう言って散歩にも出かけなくなった




運転もガソリンスタンドで


給油メーターにぶつけてから


家族に説得されて免許を返した




お蕎麦を食べに中華を食べに


わざわざ県外の行きつけのお店に


義母と仲良く車で出かけていた



そうやって車で自由にいろんなところに


出かける楽しみもなくなった




少しずつ


日々の彩りが義父の生活から消えていった







道が分からなくなったり


食べたかどうかも思い出せなかったり


色々な失敗が増えたり


そんな自分を嫌になってみたり…





義母が以前から心臓が悪かったことから


残るのは自分かもしれないと


なんとなく覚悟していたような義父




認知といっても


時々自分の状況が分からないという状態で


しっかりしているところもあって


自分が老いていく状況を自覚していて


「お母ちゃんの方が先に逝きよるとおもてたけど、このままやったらワシの方が先やで。

なっさけない。もうあかんわ。こんなワシがいてても迷惑なだけやで。なー、よしのちゃん」




時々しっかりしている自分の頭で


冷静に状況を判断して


人生を諦めたような


義父の寂しそうな言葉に


私は何も返せないでいた



「そんなこと言わんといて…」



生きる希望を失った義父に


どんな言葉も陳腐にしか


響かないような気がして


そういうのがやっとだった







義父はデイサービスに通っていて


本当は…


もしかしたら本当は


行きたくないかもしれないけれど


家族のために行っている気もする


もちろん行くことでリハビリがあって


家にいるよりは身体を動かしていて


認知の進行を遅らせていることは


確かだけれど


家での転倒が減って義母からの


ヘルプの電話も少なくなったけど


気の合う仲間もできて


人と関わることで気力も少しは湧くと


思うけれど


たまに「今日は行かへんわ」という義父




くろまめさん(介護施設)のあの投稿を見て


そんな葛藤を


義父は持っているのかもしれないと


その心情に思いを馳せた





本当に義父にはよくしてもらった


もちろん義母にも…


結婚する時主人が


「うちの両親みたいな夫婦になりたい」


と言ったことがある


あー、仲のいい夫婦なんだなぁ


主人はしあわせに育ててもらったんだなぁ


その時そう思ったことを思い出す













くろまめさんのあの投稿への


ある一人の女性のコメントを


ストーリーで紹介していた




心が震えたと綴っていたのを見て


私は彼女のインスタを見に行った




どの投稿も惹きつけられて


ずーっと


ずーっと


胸がいっぱいで…


****************




****************



彼女は進行性の難病により


段々身体の自由がきかなくなっていく人生を


送っていて




介護を受ける立場の心情を伝えてくれていた


絶望や

葛藤や

怒りや

悲しさや

悔しさや


その中で感じる希望や喜びやしあわせを



私が介護をしてきて


思いも及ばなかった


その心情を目の当たりにして


胸を鷲掴みされた



****************








****************



私が介護者の時

言葉が聞き取りにくい20代の女性がいた

彼女は強ばった体で一生懸命伝えてくれる

こちらも何とかして聞き取りたい!

そのやり取りを繰り返す度に

焦りと申し訳なさと

自分の無力さを感じた

伝えれば伝えるほど

彼女は体力を消耗する

最後はヘルパーさんを呼んで来て

聞き取ってもらうこともあった

それでも彼女の中で妥協していたことは

いくつもいくつもあっただろう…




私がインスタの投稿に鷲掴みされたのは

私は手段を持っているのに

人に自分の気持ちを伝えられない

と思っていたことだった

パッと急に何かが起こると

パニックになり

人に自分の気持ちを伝えられないことが

よくある

人と話すことは好きだけど

伝えないといけないことを

伝えられない自分もいる

そういう自分だから…

と今の自分を受け止めていた部分


もちろん自分に強引に何かをさせていくのは

自分を大切にする観点から

違うと思ってきたけれど…


それでも彼女の投稿を見た時

伝えられないんじゃなくて

伝えないことを選んでいるのは

私自身だと気付かされた

正直、ぬるい自分にショックを受けた



彼女はやめることのできないその人生を

毎日毎瞬懸命に生きている



もちろん同じ心情にはなり得ないけれど

私は私なりに

彼女の投稿に

何かを感じながら

学ばせていただこうと思った





人に寄り添うって

結局

自分に寄り添うことだと

私は思う



私の気持ちに寄り添って

こう生きたい!

を叶えてあげることだ




くろまめさんも

彼女も

こう生きたい!

を生きている



その姿に胸がいっぱいになったんだ…





自分を大切にしながら

義父に今できることを

私なりにしていきたいと思う



今までしてきてもらったことに

改めて感謝しながら…




今回の事で


目の前のことをこなしている自分に


色々気づきをいただいたお二人に


心から感謝している




ありがとうございました











****************



「瞬間ハガキ」


たくさんの申し込み


本当にありがとうございました🙏🏻💕




新たな挑戦で


悪戦苦闘しております💦


みなさんにいただいた機会を大切にします


しばらくお待ちくださいね




個人的なつながりに…
繋がったら一つスタンプ送ってくださいね🤗
(それでこちらも認識できます)


インスタ
yosea.art.1111








いつもいつもありがとうございます🙏🏻💕



yosea