仕事を終えた金曜日の夕方、久しぶりにママ友の家に寄った。

盲腸の手術をしたばかりの彼女は、しばらく仕事を休んで自宅で休養している。

傷が痛むと言いながら、チャキチャキと動く彼女は相変わらずパワフルだった。

笑ったり、くしゃみをすると傷が痛むらしく、会話の途中「イタタタ」と言いながらも、

「凪ちゃん、傷がよくなったら週2ウォーキング行こう」

と誘われた。

「暇だから、いいよー」

と答えたが、他のお友達ともウォーキングしているので、このまま行くと毎日ウォーキングすることになりそうだ。

更年期で家に引きこもりがちになるので、誘ってもらうことをは有難い。

お友達が多い彼女はいつも忙しそうなのだが、忙しい人ほど時間の使い方が上手で常に楽しそうに過ごしている。

そんな彼女からしたら、私が普段何をしているのか気になったらしく

「凪ちゃん、最近何してるの?」

と聞いてきた。

「何にもしてないよ、休日もほぼ家にいるし」

と答えた。

「最近、飲んでる?」

と聞かれたので

「相変わらず、キッチンドリンカーしてるよ。最近ソーセージが好きで、弱火で15分かけて焼いたのをビールのおつまみにしてる」

と話すと

「えーいいじゃん。今日飲んでく?」

と言った。

「いやー今日はこの後、子供の塾の送迎があるから帰宅するの20時過ぎるよ」

「えー残念。飲んでくと思った」

彼女のこの発言は社交辞令ではなく、本当にいつでもwelcomeの人なのだ。

「それじゃあ、明日ソーセージパーティーしよ」

別日の提案も早い。

いつもながら流石だ。

そんな話をしながらも彼女は「イタタター」と言ってお腹を押さえていた。

翌日は、午前中お墓参りに行く予定だったので15時集合でソーセージパーティーが開催されることとなった。

 

つづく

 

豆知識

ソーセージとウインナーの違い

  • ソーセージは腸詰された肉加工品の総称
  • ウインナーはソーセージの一種(オーストリアの首都ウィーンが発祥地)

 

それでは本日の一曲

VIGORMAN

「大人が言う」