小学生の家庭学習教材は多々ある。

その中でも作文教材で有名なブンブンどりむ。

1カ月の受講料が約5000円と世間では割高なイメージ。

口コミを見ても、費用対効果が不明な為、一歩踏み出せずにいる人も多いだろう。

 

一人っ子の娘には多くのお稽古と通信教材をやらせてみたが、ブンブンどりむもそのひとつだ。

娘は1年生から5年生まで受講したが、効果があったのか、なかったのか不明なままだった。

 

中学入学後にやっとブンブンどりむの効果を感じ始めたのでお知らせしようと思います。

 

即効性を求める人には向いていないと思う。

続けたからと言って、誰でも作文コンクールに入賞できるわけではないし、はっきり言って読解力はこれでなくてもつくだろう。

受験前の過去問で国語の記述が一番てこづった時には、

「ブンブンどりむ全然効果ないじゃん」

と多少逆切れ気味であった事もある。

難関校の記述はブンブンどりむの受講などでは太刀打ちできるものではない。

 

そもそも受験対策用教材ではないと思う。

 

ブンブンどりむは、低学年の時は分量が少なく物足りなく感じていたが、高学年になり塾のカリキュラムに追われるようになると、あの量でさえ多いと感じるようになる。

中学受験をするなら、6年生ではとても手が回らなくなるので5年生まで続けるのがベストなのではないかと考える。

 

娘は中学生になってからレポート提出が多い。

しかも、学年で共有しお互いのレポートを評価し合う仕組みになっている。

昔であれば、読書感想文も先生だけが見ていたが、今どきの中学生は同級生みんなが読み、感想を述べる。

書く機会が増えた分、伝わる文章を意識するようになったが、ブンブンどりむでの土台がなければ難しかっただろう。

 

作文こそ勉強と同じで基礎を習得していなければできないだろう。

それなのに作文は芸術的な面も持ち合わせているので、

「感じるままに」とか「思ったことを」とか

感性に重きを置かれる。

基礎がない状態では自由に描いてもめちゃくちゃになってしまう。

そもそも何から書いていいやら。

作文の基礎は語彙と表現力、段落構成。

知らなきゃ書けない。

ブンブンどりむは、いい具合にお手本がある。

書ける子はそれこそどんどん書けばいいし、書けないこはお手本のパターンに当てはめ、書き換えていけばそれなりの文章が作れる。

デッサンは練習量という。

作文も同じだろう。いくつかのパターンを習得し、インプットとアウトプットを繰り返すことにより、気付いたら自分で自由に書くことができるようになっているだろう。

 

そんな感じで、娘は作文系の何かに選ばれたことは一度もないが、それなりにまとまりのある文章表現が身に付いたのは、まさにブンブンどりむのおかげだろう。

 

5年間受講で30万円弱、これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれ。

 

それでは本日の一曲

さなり

「Just Dance Now」

 

やっぱりさなり最高ですね