朝の五時
朝食を用意しているとオババ(孫達が付けたお姑さんのあだ名)が後ろにたっていて
「ごめんね何にもせんと…ボケたら施設にいれてなぁ」と元気がない
定年まで産婦人科の婦長としてバリバリ働き
旅行好きで各地を飛び回り
多趣味多才男勝りで13人家族を支えてきた人
そんなオババが少し変だなぁと思ったのが一年前
私は介護士なのでオババの変化があまりよくないのはよくわかる
そしてオババ自身も感じていて突然不安になるのか死にたいと口にする時がある
もう忘れたかもしれないけど…
震災の時、妊娠9ヵ月の私が不安で眠むれなくなった時一緒に寝てくれましたね
パパの会社が潰れそうな時何にも言わず大金を貸してくれましたね
私が死にかけた時病院に寝泊りしてくれましたね
子供が一生寝たきりだとわかった時「一緒に育てよう」と言ってくれましたね
私は忘れませんよ
一番苦しい時いつも手を差し伸べてくれたのはお義母さんでした
お義母さんが一番苦しい時は私がそばにいてあげたくてここに引っ越して来ました
今世の終わりがくる日までずっと一緒に暮らしましょう