おはようございます!


昨日で楽しいカルテットツアーが終わってしまいました

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お越しいただきました皆様本当にありがとうございます


カルテットとか、ボッチサクソフォン奏者の自分には中々ないので

凄く楽しかったです


ジャズマンとクラシックマン2人ずつって異形だけど、

お陰で俺はジャズに首ったけになりましたぜ。


ツアーのあとは10年以上前の現役引退したホストな友達に会いました、

まさかこんなタイミングで会うとは思ってなかったけど

つくづくタイミングって重要だなと思う気もする。

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実は18歳の頃は、高3の時に洗足を受けて見事普通に落ちて浪人、

その後秋位に?AO入試で何とか合格もらった後に歌舞伎町で流れにのってホストとかやっててね



まぁ普通に厳しい業界で、才能もないし別に売れないホストですしすぐ辞めたのだけど、その時自分より少し遅れて入店した友達は才能の塊でどんどん売れて行き、いつの間にかオーナーとしてホストクラブやって、今はバーを展開するというもうあの世界で指折りの出世街道を歩んでいて、っていう


そんな人と12年ぶりに会うと、積もる話も多くて。

それでも自分の事をよく覚えててくれたり、一緒に買い物いったり話した事を沢山覚えててくれたことが本当に嬉しかったなぁと。




毎日無数の出会いがある職業なのに、一緒にいたほんの数ヶ月を覚えてるのとかとってもエモいと思いましたね。


それは自分でもそうだけど、音楽ばっかりだから友達も音楽やってる人ばかりですし、自分の事をミュージシャンとして見ていない、友達としてみてくれてる感じが凄い久しく新鮮でした。昔を思い出すような、というか久し振りに思い出したような気持ちになりましたねぇ。


ホストやってたとか書くのもアホですが、でも人を傷つけたりしてないから安心してください笑


とても良い店で従業員みんな仲良しっていう類稀な所でした(その業界にいたことある人はそれがどんなに異様な店かわかるはず)ので、今でもみんな仲良しという。全く会ってないけど笑


まぁ高校出てから最初の社会経験が歌舞伎町とは、謎すぎるスタートです。今となっては人を見る目とか養えたし良かったなと。



その友達とはお互い心のどこかでは「元気にやってるかなー?」なんて感じだったんだろうとは思いますが、久しぶりに会えたことで、より一層「じゃぁ俺ももっと音楽で頑張るぞ~」ってなりました。うぉぉぉお友達ぃぃぃぃ!!最高!



それから、今は相変わらずジャズマンになりたくてモジモジしている所ですが(小説家になるなる詐欺と同じにしてはいけないぞ)クラシックの演奏を聴いているととても心に来るものがある。


心此処に在らず、多分浮気する時こんな感じなのではないかと思う、

クラシックやってるけど心此処に在らず的な。わからんけど。


もう明日になりますがリードのバラッド演奏するのですが、ずっとクラシックやってるもんで、やさぐれてきて「この曲なるべくジャズ風に吹いてやろうか」みたいな狂言を思い始めたりして、まずい感じで思ったりもしてた時もあり。


現代曲とか散々やってるし、まじに新しさ見出せないから新奏法取りいれて新曲作るしかないし弦楽器の曲とか散々やってるし、ってかそういうのみんなトップofトップな友達やってるから俺いつかベートーヴェンできればいいや位に思うし、


逆に今まではジャズの曲をやっても、心はクラシックの中でジャズに在らず、ジャズの気持ちにも微塵も気付かずに演奏してたってことですし、それくらいクラシック畑に没頭してた訳ですが。



浮気が本気になったっていう事ですかね、そう書くとヤバイね、



クラシックって作曲家ありきで、届ける感動も曲と共存しているのではと思っている。

でも、どんなにいい曲も駄作も、演奏家の力によって変わるし、そういう意味では2人3脚のような感動体験を持っている訳ですが、


ふと「自分自身に人の心を動かす力はどの位の割合であるのだろう?」なんて思ったり、いい曲ばっかやるし、チャイコフスキーとかシューマンとか、曲が良すぎて自分の力なんて全然足りてないんじゃないか、って考えたりしてて。もしくは0かもしれない。


今日もビビカルあすみんのグリーンレイSQの演奏を聴きながらそんな事考えてた訳です。

(実はデビューリサイタルも聴いてるので意外とよく知るチームかもですね)

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最後に演奏していたリュエフの四重奏コンセールを聴いて、もう冒頭2小節で感激して、「うあぁぁぁ、クラシックサックスすげぇいいなぁ」なんて思った訳です。


曲も勿論素敵だけど、でもそれはどう考えても曲だけの力ではないし、そのサウンドを作った演奏家の力もある訳ですよ。


演奏会が、遠い作曲家との2人3脚であり続ける、これってステキだなぁってつくづく思った。


もし自分がクラシック一筋のままリュエフ聴いてもマイナーじゃんとか、オルガンでやればとか、なんでジャズの和音使うねんとか、そういう作曲家の気持ちを無下にする様な畜生な事しか考えずに聴いてたかも知れない笑


でもそんなこんなで、心がクラシックから離れてて、ジャズに寄ってる状態で演奏会聴いて「クラシックサックスやべぇぇ!」ってなるくらいの魅力に再度気付けて、


もっとより一層ジャズに飛び込んでみたいと強く思う気持ちも複雑化してしまい。



まぁまるで兎に角日本を出て留学したい、みたいな気持ちに似てるというか


名付けてジャズ留学?


クラシックのためにジャズやりたいとかそういう訳でもないのでちょっと違うか。




そういう気持ちの中、良い演奏を聴くのは辛いわ、と思いますね

凄い引き戻されるし、踏ん切りもつかない、色っぽすぎて美しすぎて。


浮気してマジになっちゃったけど、やっぱ奥さん最高だわ、

みたいな感じなのかね。

うぁーこれはなんとチープな外道的表現。



だからこそ前を見ないとと思うが、そんなに強い気持ちをもてるのかどうか、、


クラシック一筋で還暦を迎えた、もうただならぬ雲井先生の様なオーラをみながら、自分はなんて中途半端な人間なんだと思いつつも、



尚更「自分に何が出来るのか、作曲家に頼ってばっかりだんたんじゃないのか?」

なんて推論を立ててるし、いつか自作自演が出来るようになって初めて客観的に自分を見れるんじゃないかなんて思ったり。


まぁ兎に角も、終わらせなければ始まらない!的なさ、その逆です。

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始まらなければ終わらない。



(飲まなければ終わらない)



もともと自分自身は、始めるのもそれに気づくのも物凄く怖い、いつか終わるのであれば悲しい気持ちになるから始まらない方が傷つかないし、、みたいな人生謳歌しないチキンな姿勢だったんですが、

(恋愛ポエマーみたいだなこのくだり)



クラシックっていう世界にいる事で色々サボってた部分があるのかも知れないし、もっと広い括りで音楽をみたいですねぇと思う。



クラシックから気持ちをさよならするって一歩踏み出すのも、

悪いことじゃないんだと今は思ってる。

誰にも迷惑かけないのになんか辛いこの感じは


離婚みたいなもんなんですかね、

もう想像で書いてますがね、



そんなタイミングで、自分で自分がミュージシャンなんだと思う前の友達に会えて、その友達が頑張ってる姿をみれたのも

やっぱり良きタイミングかな~と。


頑張るしかないですね~。

ジャズもクラシックも両方中途半端にやる位ならどっちかで良いし、そこに自分の求める楽しさとか無いですし。


というわけで明日はリードのバラッド。

勿論クラシカルに、全力で取り組みます。

日本語で書くと叙情詩だっけね、もうぴったりな心境。

ジャズとクラシックの間で揺れてる的な。


いっちばん盛り上がるとこでマッピ変えちゃおうか、サプライズで笑



嘘です、中途半端な人間ですが、真面目に頑張ります。

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では!