名探偵コナンから、平和な2人を
メモから


Sweet dreams 


タオルを絞り、眠る和葉の汗を拭う

氷枕を替えて、汗を拭うと、漸く落ち着いた
ように深く眠り始めた

「大丈夫そうやね」

オカンはそう言うと、あとはアンタが頑張れ
と出て行った


工藤の親父さんらのパーティーは盛況に終わ
って、ゲストを見送り、部屋に戻って着物を
脱いで

風呂から上がって、倒れたんや

バスルームから物音がして、飛び込もうとし
たオレはオカンに蹴飛ばされ

オカンが先に行った後、呼ばれて和葉を運ん
だオレは、オカンと和葉の部屋に今日は寝る
ように言われた

オカンが、オレが借りているゲストルームに
寝ると言うて

「急にアンタに色々言われて
慣れへん環境に和葉ちゃんもびっくりしてし
もうたんやろ」

まずは、回復出来るよう、ゆっくり2人で
過ごしなさい

オカンも、工藤夫妻もそう言うて
オレに抱っこをせがんだ花音は、少し泣いて
拗ねたけど、我慢してバイバイしてくれた

オレも和葉の隣に添い寝しながら看病する事
にした

何やかや言うて、オレかてずっと不安もあっ
たし、緊張もしたし、ジェットコースターみ
たいやってん

せやから疲れもあんねん

オレまで倒れるワケには行かへんから、
和葉の一番近くで見守りながら過ごす事に

ごめんな、へーじと言う和葉に、かまへんと
言うた

はよ元気にならへんと、花音、泣いてたで?
と言うと、和葉もへこんた顔をした

「せやね、コナンくんとも遊べへんし」

は?何でコナンやねん、と言うオレに、和葉
は、約束したをやもん、と言う

「ここに来る数日前」

和葉の元に工藤から連絡があったらしい

帰国したら、遊びに行くか来てもらいたい
ってな

せやかて、へーじがいっつも連れて行って
しまうから、全然こなんくんと交友出来ひ
んやもん

ふくれる和葉に、よしよしして

「でも、2人きりであったらアカンで」

なんで?と言う和葉に、なんでもなと言う
て、ねかしつけるオレをぼんやり眺める

まずは、しっかり寝ようと言うと
頷いた

その夜は、暑いくらいの和葉を抱えて
休んだオレやった

to be continued