娘1号がずーっと欲しがっていた、AirPodsを買ってあげた。
娘1号にイヤホンがなかったわけではない。
それなりのイヤホンは持っているし、壊れたわけでもない。だから、欲しがっていたけど私は我慢させていた。
だいぶ静かに過ごしていたけど、大学が決まってからまた言い出した。
合格祝いで買って欲しいと。
私は、なぜかムカついていた。
すんなり合格祝いで買ってあげたら良いものを、私の中の何かが不快を示した。
私立高校、留学生費用、帰国後の英語外部試験費用、英会話費用など、、、そしてこれからかかる大学費用、一人暮らしの費用、諸々の準備費用、、、ボーとしててもどんどん増えるなら良いけれど、主人も一生懸命働き正直それなりに収入はある方なのかもしれないけれど、、、
子どもが4人いて、色々やりくりしながらじゃないと留学費用、私立大学、その後の留学費用(授業料は無料でも渡航費や生活費はかかるので)など捻出できないのだ!!!
そろそろわかって欲しい!!!
このお金は湧いて出てきたものではないし、なんでも欲しいと言えば思い通りにことが進むなんて思われても困る。
必死にわかりやすく伝えようと、それぞれ使った大体の金額も娘1号には示しながら話した。
その膨大な金額からするとAirPodsは30000円程で少額と思うかもしれないけれど、アルバイトをする予定なんだし、そのお金で欲しいものを買ってみたらどうか、
その方が大切に感じるかもしれないし、30000円を稼ぎ出し、そのお金でやりくりするのがどのくらい大変なのかを知った方が良いと思うよ、と伝えた。
伝わったかどうかは、行動にまだ現れてないのでなんとも言えないが、本人も自分のお金で買ってみる、と。
ところが、主人はその1週間後買ってあげた。
理由はこうだ、
まずは入学祝いのプレゼントの意味。
そして、もう一つの意味。
これ本当に欲しかったものなんでしょ?合格祝いはもっと考えてネダレばよかったんじゃないの?
これ以外に欲しいものがあっても、もう合格祝いの切り札は使っちゃったからね、、、
だそうです。
渡すときに、これで合格祝いはお終いです。と言って渡しました。
娘1号は、自分で買おうと思っていたものがすんなり手に入り、喜んだかどうかは私にはわかりません。
でも、なんだか気まずそうな顔をして部屋へ行った後、私が近くにいない時に、主人にどうもありがとうございます、と伝えていました。
アルバイト代が入ったらこの代金は還すから、とも。。。
主人は、アルバイト代はこれからの生活のために使って下さい、高校卒業後は必要経費しか出さないって決まってるわけだからね。今月お金が足りないから追加して、なんて事がないように、今から考えて使ってね、と。
その後で、主人と2人きりでランチをする機会があって
自分(主人)も同じくらいの時期に、どうしても欲しい!と思って、ねだったり、バイトしたりして手に入れるんだけど、意外と手に入れちゃうとどうしてこれがそんなに欲しかったんだっけな??って思う事が何度もあったんだよね、と。
欲しいものを手に入れたはずなのに、後から虚しくなることもあって、思ってるほど欲しいものってそんなになかったなーって。今40過ぎで思うんだよね。
だから、そういう虚しさも生きる上で大切かな、と。できれば嬉しさじゃなく、なんだかプレゼントされたのに虚しいな、って思って欲しくてプレゼントした、と。。。
大人になるためのプレゼントですから、〇〇(←私の名前)は怒らずに知らんぷりしていてくださいね。
なにそれ。。。
というわけで、主人からは虚しさのプレゼント(主人の勝手な思いですけどね)を娘1号にしたようです。
少しずつ自立していって欲しいですね。