午後1時から5時まで、サッカーの試合があった。午前中は、昨日約束したお友達の家に遊びに行った息子。仲が良いのか悪いのか、ほーんとに謎だ。本人同士にも、よくわかっていないのかもしれない。今日は楽しかったとのこと。まあいいや。
試合はなかなか勝てなかったものの、チームの雰囲気がよかったので、観ていて気持ちがよかった。まず、以前と比べて声かけが格段によくなった。
素人のおばさんの目線なので、とんちんかんなことを言っているかもしれないけれど、フィールドの選手たちの声がよく出ていたし、ゴールキーパーの子が、「○番マークして!」と、みんなの位置をよく見て叫んでいたのも素晴らしかったし、相手チームの選手が倒れているところへ、「大丈夫か」と駆け寄って行ったのもじーんとした。
息子はというと、活躍したとは到底言えない動きではあったけど、積極的にボールに触りに行っていたように(私には)見えた。試合と試合の合間には、コーチからマンツーマンレッスンをしていただき、本人も嬉しそうだった。
このマンツーマンレッスン、大学生コーチはそこまで深く考えてやっていないのだろう。でも基本的には、チームの中でも上手い子たちがアドバイスを受けているイメージなので、今日は息子が、初めてコーチからいろいろ教えてもらえて、それはもう嬉しかった様子。
いや私も遠くから見ていてびっくりしちゃって、思わず写真を撮ったもんね。コーチに感謝だよ。ありがとうございました。
帰宅し、今夜も“ムービーナイト”をしようよ、ということになってアマプラで観たかった映画を1本。つい昨日読み終えた小説の実写化だ。
人が亡くなるシーンで息子は、もうやめて、観たくない、ボクがこういうの嫌いって知ってるでしょ、だいっきらい、止めて!と号泣していた。でもその一瞬を越えれば、本当に良いお話なのでぜひ一緒に観たいのだと話して聞かせ、最終的には穏やかに笑いながらエンドロールを迎えた。
おかげでだいぶ夜ふかしをしてしまった。でも息子の胸にも、なにかが響いているといいな。
『とんび』重松清
きみの友だち、かあちゃんと続けて読み、この人のテイストは道徳の教科書じみていて、どうも好きじゃない、と思いつつ、世間の評判はやっぱりいいので気になって、これならどうだ、と手にした1冊。
今回は、とてもとても、とても泣いた。会社の昼休みに読んでいて、声を出せなくてもどかしかった。わんわん泣きたかった。しかも何度も。
映画もよかったけれど、小説はさらに何倍も素晴らしかった。ちなみに映画オリジナルのラストがかなり蛇足だったというか、あのシーンが丸々なければ、ぐっと余韻を楽しめたのに、と残念に思う。あと個人的にヤスさんは菅田将暉のイメージで読み進めていたので、ぜひいつか菅田君主演で、もう一度映画化して欲しい。
さて、とんびの何がよかったかって、登場人物ひとりひとりに愛着がわいてしまうような、丁寧な描写だ。前述の、私には合わなかった2作品と同じく、この作品にも説教臭い場面、お涙頂戴が透けて見える場面、なに言ってんだこいつら、と鼻白む場面がちょいちょいあるのに、こんなに感動したのは、キャラクターたちに魅力を感じることができたからだと思う。
難しいことを何も考えず、なんだか涙活したいわ、って夜にぴったりの本。
