午後サッカーの練習があった。別のグラウンドで高学年の試合が行われており、うまい子はそちらに呼ばれている。おかげでかなり少人数の練習だった。


普段はエース達の影に隠れて、なかなか活躍できない息子が、今日の練習後は、「さっきすごいアシストをしたの!サッカー楽しい!もっとやりたい!」と、誇らしげに報告してくれた。


息子の他にも何人かの子たちが、「今日はヤバいシュートを決めた」とか「オレが1番最初にゴールした」とか、嬉しそうに教えてくれた。いまサッカーチームには3年生が20人いて、実力にバラつきがある。上の学年の試合に参加するレベルの子たちと混ざるより、今日みたいな練習の方が、息子にとってはよさそうだなあと、ぼんやり思った。



練習の後は、珍しいメンバーで公園に向かう。いつもは行かない、ボールの蹴れる公園に行きたいと言うので、よほどサッカー熱が高まっているのかと感心した。


しかしいざ到着すると、いきなりドラゴンボールごっこが始まり、甲高い声の「かめはめ波ーっ」が何度も聞こえてくる。えええ。Z戦士になりきって闘う少年達。サッカーはしないんかい。


その後、Z戦士のまま4人で鬼ごっこをして、1時間弱で解散した。公園からの帰り道も、お友達と息子がドラゴンボールの話題で盛り上がっている。その子は1年生の時に同じクラスだったものの、当時はそんなに仲良くなったはず。それが今はドラゴンボールという共通の趣味(?)を見つけ、和気あいあいと歩いているのだ。ちょっと、じーん。


2人して、好きなドラゴンボールの主題歌ベスト10、を言い合い、それを元気いっぱいに歌いあげながら歩いている。たまに調子っぱずれなところも愛おしくて、全部録画しておきたいくらいだった。