縫った鼻の経過観察のため、朝から息子と病院へ。あの時救急車で運ばれた病院がわりと遠かったため、バスと電車を乗り継ぎ1時間ちょっとかかる。


前回は夫も一緒だったので、私はのほほんと後をついて行くだけでよかった。しかし今日は夫が仕事なので、私が責任を持って息子を連れて行かねばならない。案の定、途中で何度か迷う。あれ?北口だっけ、それとも南口?A棟だと思っていたら、中央棟?そのたびに息子が助けてくれた。なんて頼もしいの。


傷は順調に回復しているそうで、あと2ヶ月くらい絆創膏を貼って紫外線対策をしておけば、そのうち縫い跡も白く目立たなくなるでしょう、とのこと。よかった!



さて、帰りのバスで息子が乗り物酔いをしてしまい、駅前の大きな公園でしばらく休息することにした。噴水で小さな子供たちがびしょ濡れになって遊んでいる様子を見たら急に元気になり、ボクも入りたい、とのこと。


着替えを持っていなかったので渋ってはみたものの、正直私も入りたいほどの暑さで、我慢させるのも酷だし、ちょっとくらい濡れてもどうせすぐ乾くだろうと、許可した。気持ちよさそうだった。


しばらく遊んで、想定外におズボンが濡れていたため、いったん引き上げる。ここまで濡れてしまうと、帰りのバスに乗れないかも…と、日向ぼっこをしながら乾くのを待った。お腹がすいてしまったので、ランチにマックを食べる。


持ち帰りにして、公園のベンチに座って楽しくランチ。「お外で食べるとおいしいねぇー!!」と笑顔全開の息子を見て、ものすごく幸せな気持ちになった。1ヶ月前、顔から大量に血を流し、慌てて119番をした時にはまさに生きた心地がしなかった。今はすっかり治って、にこにことシェイクを飲んでいる。本当に幸せ。



さあ帰ろう、と立ち上がると、この暑さにやられたのか、気持ち悪い…と息子が言う。涼しい場所に移動して、ベンチに横になって休んだ。前を行く人々が、みんな手にうちわを持っている。公園の入口か、駅前ででも配っているんだろうか。


そのうちわで、私の膝を枕に寝ている息子を、あおいであけたい。息子と2人で、うちわいいね、うちわ欲しいね、みんなうちわ見せつけてくるね、などと話していたら、なぜか息子がケラケラ大笑い。


よかった、元気になった。それからのんびり立ち上がり、夫の待つ我が家へ帰った。暑いとただ歩くだけでも体力が奪われる。MOTHER 2で、砂漠にずっといると日射病にかかり、フィールド上を歩くたびにダメージを受けるのを思い出した。HPがどんどん減っていく。この夏はどうなってしまうのかしら。


ママが子供の頃は、夏だって27、8度くらいだったし、1年の最高気温が35度とかだったよ、と息子に話すと、それならボクが大人になったら、「パパが8歳の頃は毎日37度くらいで、今より涼しかったんだよ」なんて子供に話してるかもね?と言っていた。そりゃ大変だ。