明日退職してしまう営業ちゃんとランチをしてきた。いつもの仲良し女3人。毎週のランチが楽しすぎて、今日で最後かと思うとすごく寂しい。まあ自分も、間もなく退職するんだけどさ。


営業ちゃんは有給の消化中で会社はお休みだったのに、わざわざ虎ノ門まで出てきてくれて、おしゃれカジュアルフレンチでのんびりお喋り。ポテトがカリッとしておいしかった。


彼女は来月から、つまり4日後には新しい会社に入社するので、期間限定で髪をブリーチしていた。韓国アイドルみたいで可愛かったなー。センチメンタルな気持ちでいっぱいになってしまい、20代女子ズの写真をカシャカシャ撮り始める私。おかあさんか。


職場はバラけても、また新宿で飲もうね、と固い約束を交わしてバイバイした。まあ明日会社の期末の飲み会があって、どうせ会えるんだけど。



午後は最近入社した新人営業さんの研修をした。新人さんが入るたびに毎回この研修をしてきて、これが最後かー、と、ひそかに感慨深い研修だった。この資料あげるよ、もう使わないからどうぞ、と渡すと、はい欲しいです!ずっと大事にします!!と言ってくれて、なんかいい子だなあと、しみじみ。


それから仕事のことなどいろいろ話し、30分のつもりが1時間半くらいの研修になってしまった。あー、最初にこの新人営業研修をした時は、自分自身も入社して間もなくで、研修のための研修を受けておらず、しんどかったな。懐かしい(まったく良い思い出ではない)。


じゃあ今日研修やって、と先輩から無茶振りされた瞬間の嫌な汗を今でも覚えている。研修?どうやればいいんですか?と聞いたら、あなたが入ってすぐやったよね、それをただ同じようにやればいいから、と一言。


その理屈で言うと、入社した人は全員、採用面接官になれちゃうよね、だって入社する前に、採用面接を受けてるんだから。案の定、私が受け持った初めての研修はしどろもどろで、消えてしまいたい気持ちになった。


嫌なことなんて大概、時間が経つと良い思い出に変わったり、もしくはサラーっと忘れちゃったりするものだけど、それでもいくつかの出来事は、あれ嫌だったな、これもしんどかったなと、ココロのキズになっている。


しかしなんだかんだで14年も勤めた会社を、ネガティブな気持ちで辞めるのはスッキリしないので、そろそろもうこういう記憶は手放そう。最後は、ありがとうございましたの気持ちで退職できるかな。できるといいな。