クローゼットの中を片づけていて、息子のチャイルドシートをもう手放そう、といったんリビングに置いておいたら、ぬいぐるみがいつの間にかちょこんと座っていてかわいいのなんの。



今日は雨が降っていたこともあり、家でのんびり過ごした。土曜の夜にアニメの『怪獣8号』が更新されるので、日曜のまだ明るいうちに、家族3人で見るのが最近のルーティン。理由は、夜に見ると怖いから。


息子は本気で怪獣を恐れており、昨日の夜も家に帰る途中、風の音だか遠くのバイクの音だかに反応し、「ねえ!!あの音なんだろう!!」とビビっていた。私にとってはただの環境音でしかなかったので、え?音?なにも聞こえないけど?と返すと、ますます怖がる息子。


自分にだけ聞こえる、謎の声。あの建物の陰から余獣が飛び出してくるかもしれない。どうしよう、って表情になって、早く帰ろうよ、怖いから、早く帰りたい、とほとんど泣きそうになっていた。



さらに今夜、少し話はズレるのだけど、私のタトゥーについても急に怖がりだして、「ママのそのお花って、いったいどういうものなのよ」と改めて確認される。


これは、息子がおじいちゃんおばあちゃんや、お友達などにペラペラ喋ってしまわないよう、「このお花はパパとママとむすこだけの秘密だよ。ママ、外では絶っっ対に見せないでしょ?誰かに知られたら困るんだ」と言い聞かせてあったものだ。



それが息子の中で、怪獣がつかまったら実験の対象になる、みたいなことと繋がったようで、「それ、バレたらママは連れて行かれるの?」と不安そう。


もしね、例えば、例えば、例えばだけど、とたっぷり前置きをしてから、「ママが事故とかに遭って、外で死んじゃうとするでしょ?それで警察とか病院とかで誰かにお花が見つかっちゃうとするでしょ?そうしたらボクが呼ばれて、なんで今まで隠してたんだ、って、ボクまで処刑されたりしない?」


例え話だとしても、いきなりママが死ぬ流れに、ちょっと笑ってしまった。息子にとってはそれくらい切実な問題なのだ。いろんなことが怖いのだ。大丈夫だよ、家族に迷惑はかからないからね。


息子があまりにも全方向に怖がりを発揮しているので、いっそ微笑ましくなってしまう。この怖がりは、絶対に私の影響なので、申し訳ない気もするけど。


赤ちゃん扱いしないでよ、と呆れられるのを承知で、寝られるまでトントンしようか?と提案してみたら、「うん、じゃあそうしてくれる?」と息子。今日は息子に、大丈夫だよ、大丈夫だよ、と声をかけながら、彼が眠るのを待った。