チャクロと久しぶりに遭遇し交信している息子。この子、地域猫ってやつかと思っていたら、ちゃんとどこかで飼われているっぽい。



今日は息子が学童で、LaQのタコさんウィンナー軍団をたくさんつくったそうだ。「聖なるタコさんウィンナー軍団と、悪魔タコさんウィンナー軍団との戦いだよ。聖なるタコさんウィンナーは、きつね殿様に仕えてるの」


と、お友達と共作しているらしいその壮大なストーリーを教えてくれた。導入からこの調子で、聞けば聞くほど荒唐無稽で笑った。



ところで先日、漫画で芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んで、主人公はお釈迦様、というとんでもない発言をした息子。今日は同シリーズの太宰治『人間失格』を読み、いたく感動していた。


はらはらと涙をこぼしながら、可哀想だよ、こんなの可哀想だ、と読み終えるなり再読するハマりよう。息子のピュアな心が動かされる様を間近で見て、私も不思議と感動した。


原作を読むと主人公のクズさ加減などが相まって、可哀想とはちょっと違う感想を抱くと思うのだけど、漫画版はたしかに、主人公のアンラッキーさにフォーカスされている感じ。ちなみに途中の、女の子が犯されるシーンなどは、子供向けということもあってかサラっと流されていて、親目線でも安心な仕上がりだった(大事)。


寝室で寝る前に読んでいて、消灯して横になってもまだ葉蔵のために泣いていた。いつか原作を読んだら、あの涙を返せと思うかもしれない笑