むすこ用のレシピノート。アパレルをやっている友達が、ノベルティで配ってくれたちょっとセクシーなおねえさんのノートに、息子に好評だったレシピを書き留めている。いつか彼が一人暮らしなんかを始めたら、このレシピを見てお料理してくれるといいなあ。

最初の頃は、私が息子の食いつきを見て、これ良さそうだな、ってものをメモしていた。さらに近頃は息子の方からも、「ママ、これめちゃおいしい。例のノートに書いといて!」と指示をくれる。うれしい。

今日も、たんなる炒めものをとても気に入ってくれて、レシピノートへの記載をお願いされた。「ママ、これも書いといてくれる?ぼくの妻やこどもが喜びそう!もし妻がいなくても、ぼくは好きなレシピなわけだしね!」


ぼくの妻。なんてほほえましい言い方。ちなみに息子は将来の話をする時に、自分が結婚できなかったら、というパターンをなぜか用意している。そういうところは少し心配性で、私の遺伝なのかしらと思う。


別に結婚したってしなくたっていいのだけど、息子は、ママに孫を見せてあげたいから、というかわいい理由で結婚はしたいらしい(この理由は今だからかわいいのであって、実際にパパになる頃にもこのままの思考だったらやばい、というのはわかっています)。


未来がどうなるかは、誰にも予想がつかない。とにかく私は息子が旅立つその日にむけて、せっせとレシピノートを埋めつくすのだ。息子に書いてと言われたのにまだ書けていないお料理が、軽く10品くらいある。忘れないうちに書かねば。