帰り道、仲良しのC君と歩いていたら、同じ学年のお友達に遭遇した。なぜか「ママ、記念撮影して?」という流れになる。小柄なC君や息子と比べると、お友達の方が10cmくらい背が高く、まるで高学年のお兄さんのよう。


本人は「ぼくは背が高いんだけど、頭の中身はこのふたりよりバカだから」とニコニコ笑っていた。実際そんなことはないだろうけど、どうやら、バカなことを考えるのが好きで、より一層バカなことはなにか、をいつも考えているらしい。その独特の優しい口調に和む。



そこから一緒に帰ることになって、10分くらいお喋りをした。お友達は息子の隣のクラスで、先生がすごく怖いんだ、としょんぼりしていた。


とにかく怒る。すごく怒る。授業中に発表をして、間違えると怒る。ぼくなんかは、3回続けて間違えたから、3回続けて間違えるなって怒られた。ああ本当にいやだ。本当にいやだよ。


と、噛みしめるように打ち明けてくれた。たまたま遭った同級生の母親に吐き出すくらいだから、よっぽどストレスがたまっていて、辛いのだろう。


先生には先生の言いぶんがあるのかもしれないけれど、3年生にここまで言わせるのって、酷いなあと思ってしまった。その子は特別に問題児という感じでもない。そんなに怒られるなんて、シンプルに可哀想だ。


親ガチャだの子ガチャだのという単語をよく耳にするようになった今日この頃、先生ガチャ、っていうのも確実にあるよなあ。なんか衝撃的だった。切ない。