この間、息子がスーパーのご意見箱に入れた「お客様の声」が貼り出されていたよ、とママ友さんがLINEをくれた。お店の方、やさしい。家の周りに何件かスーパーがあり、このお店は実はあまり頻繁に行かないのだけど、これからはちょいちょい行くようにしよう笑



さて、息子が食事中に、「ママ、長靴って食べられるんだってね?おいしいのかな?」と言い出した。いや、いくらなんでも長靴は食べられないと思う。お友達が言っていたのかと聞くと、どうもなにかの本で読んだらしい口ぶり。


「学童で読んだ、ナウシカに書いてあったよ」と息子が言うのでピーンときた。はいはい。アスベルの、あそこね。大好きなシーンだ。


ナウシカからチコの実をもらったアスベルの「味はともかく…、長靴いっぱい食べたいよ」という台詞を読んで、長靴をいっぱい食べたいってことだと思ったらしい。そんな風に考えたことがなかったので、大真面目に言っている息子が、じわじわと面白かった。

『一時停止』谷川俊太郎

最近息子が宿題で、谷川俊太郎の『わるくち』を音読してくれる。がちゃらめちゃら。ちょんびにゅるにゅる。それでなんとなく図書館で谷川俊太郎が読みたくなり、散文集みたいなものがあったので借りてきた。


作品が有名すぎて、そもそもいつ頃から活躍しているのか意識したこともなかったので、思ったよりずっとご年配だったことに驚いた。それから、幼少期の話などに、馴染みのある地名が出てきたりして、意外な発見もあった。こんな人となりだったんだ、と感心することも多く、それを踏まえてまた作品を読み直したくなった。


1番印象的だったのは、彼が宮沢賢治について書いた文章。シンプルで、的確で、なんとなく優しくて、自分の好きな作家について、こんな風に表現できたらすてきだなあと、その数ページを、何度も何度も繰り返し読んだ。満喫。