息子のサッカーの試合で、中学校のグラウンドへ。家を出るのが予定より少し遅れてしまい、自転車を全速力で漕ぐハメになった。自分史上最高レベルにスピードを出していたため、なんと途中で衝突事故を起こす。


若い女性の乗った自転車が目の前を横切り、そこに私が突っ込んでしまった。後ろから見ていた夫によると、8対2で私が悪いとのこと。本当に本当にごめんなさい。後ろに乗っていた息子にも申し訳ない。


幸い誰にも怪我はなかったようで、相手の女性もすぐに走り去った。普段優しい夫は心底呆れた顔で、大丈夫?などの言葉はなく、「なんでブレーキかけなかったの」とひとこと。私は頭が真っ白になり、とにかくいろんな意味でショックだった。自分が怖い。


もうこんな速度で自転車を漕ぐのはやめよう(人からのろまと言われようとも、やはり私にはいつもの速度が合っているのだ)。そのためにも、時間に余裕を持って出発しよう。これまで以上に周りに注意をしよう。慎重すぎるくらいでちょうどいい。



さてそんな猛反省もありつつ、今日も力いっぱい応援した息子の試合。いつもゴールキーパーをやってくれる子がお休みだったからか、なぜか息子がキーパーをやっているではないか。もうね、見ているこっちもドキドキだけど、本人の緊張も半端なかっただろうな。


息子ったら、ただゴール前に立っているだけで、あ、あの子は運動が得意ではないのだな、と誰もが察するようなオーラを出してるわけ。あれ、なんなんだろう。決してディスりたくなんかないのだけど、膝の感じというか、佇まいがね、過去に見た他のどのゴールキーパーとも違う。


案の定、5点も失点してしまった。でもさ、母はあなたが、そこに立っていただけでも、ひとまずよく頑張った、と拍手を送りたい気分だったよ。自分なら絶対に無理、という意味で。


その後も何試合かあって、息子がフィールドに出た時は思わずほっとした。いやゴールキーパーは荷が重いよ。いつもキーパーを率先して引き受けてくれる子に、改めて感謝したのだった。



1時に試合が終わり、何人かで誘い合ってランチへ。いつもはこういう集まりに参加せず帰る夫が、今日は一緒だったのが新鮮だった。楽しいな。


満腹になり、帰宅。疲れのせいか息子の体調が優れず、すぐにシャワーを浴びて1時間くらいお昼寝をしていた。すやぁっと眠る息子の寝顔が、赤ちゃんの頃から少しも変わらずに愛しい。今日はおつかれさまでした。