息子と夫にとっては平日の今日、私にとってはGWだし!と思ったら昨日の夜なんだかうきうきしちゃって、思わず夜更かし。なめこの収穫が止まらない(ソシャゲ)。


朝、とりあえずいつも通りに起きて息子を送り出した後、寝不足がたたってお布団に吸い寄せられてしまった。そのままなんと、12時過ぎまで寝る。最高にGWを満喫しているぜ。



息子は3時前くらいに、お友達を2人連れて帰ってきた。ひとり、人生2周目かなってくらい人間のできた子がいて、ゲームのことなどで争いが起こりそうになっても、誰も傷つけずに場をおさめていた。すばらしいなあ。


息子ともうひとりのお友達の間で不穏な空気が流れると、気の利いたひとことで、治安を維持してくれていた。ありがとう。息子が1年生の時に、このお友達と出会えたことはものすごく幸運だったな、とこれまで何度思ったことか。


息子には特別な才能はないかもしれない、運動も勉強もそこそこかもしれない、でもお友達にはとても恵まれていると思う。よかったよかった。

『食卓のない家』円地文子

ここのところ、ちょいちょい少年犯罪ものの小説を読んでいる流れで手に取ったのだけど、こちらは少年犯罪ではなく、事件に関与していたのは成人した息子だった、という点が大きく違っていた。


あさま山荘事件がモデルになっており、物語の主人公は加害者本人ではなく、その父親。事件そのものにはあまり触れられていないかわりに、家族の葛藤がこれでもかと描かれている。父親の信念がブレないのが興味深かったけれど、これが今の時代であれば、ネットを使った誹謗中傷が凄まじくて、とてもこんな距離感を保ってはいられないだろう。発刊されたのが45年前だからこそ、あり得た世界だ。


我が子(成人しているとはいえ)が犯罪者となった時、人はどうするか、ということに私はとても関心があったのだけど、女子学生と何度も何度も偶然出会ったり、義姉との謎のメロドラマみたいな流れに、コレ思ってたんと違う…という気分になることもしばしば。


そんなわけで内容に関しては、面白い!とはいまいち思わなかったものの、文章は流麗で読みやすく、心地よい読書体験だった。