家族で髪を切ってきた。いつもはお昼時に行くのだけど、今日は初めて、夕方からの予約。3時まで息子がサッカーの練習に参加した後、表参道に向かった。


私は今回、久々に髪を伸ばす方向でカットを整えてもらう。息子もだいぶ大きくなって、自分のお風呂上がりのドライヤーの時間を1分でも2分でも短縮して、息子のお世話をせねば、という感じではなくなってきた。


もしかしたらあと数年後、加齢で髪がうんと薄くなり、選択の余地なくショートにする、ってことになるかもしれない。ならば最後にもう1回くらい伸ばそうかな〜と、なんとなく思ったのだ。


いや現時点でね、今さら伸ばしても、もう若い頃みたいに綺麗なロングにはならないだろうけど。これで気が済んだら、残りの人生は、ボブとショートを行ったり来たりするとしよう。


色は濃い目のグレーにコバルトを混ぜ、落ち着いた感じにしてもらった。黒っぽすぎると、私の顔には合わないかも、こんな色はどう?と、やんわり軌道修正してくれる友人に感謝。



夫と息子はそれぞれ短めに切ってもらっていた。いつもは手入れしない眉毛を整えるからなのか、美容院の後は2人ともぐーんとかっこよくなるので不思議だ。特に息子は、髪を切っただけで顔まで変わるじゃん?とママ友さんから前回も絶賛されていた。面白い。



夕飯にタイ料理を食べて帰宅。ゆっくりしていたら9時を回ってしまって、電車の中でうつらうつらする息子。隣に座る私の膝を枕に寝ようとしたところで、ちゃんと自分で座りなさい、座れないならもっと早く帰るべきだったよ、と夫から叱られていた。


甘々な私は、まだ小学校低学年だし、このくらいいいじゃないの、厳しすぎじゃない?と内心びっくりしたのだけど、息子は神妙な面持ちで夫の言葉を受け止め、特に反発するでもなく、結局最後まで姿勢を正してじっと座っていた。


すごい、えらい、がんばったね、と思わず抱きしめたくなってしまった。かっこいいよ、あんた。私はまた息子の成長に感動し、甘い私だけでも駄目だし、厳しい夫だけでもたぶん駄目だし、夫婦2人でちょうどいいバランスで、息子を育てているんだなあと、しみじみ思った。