今日は午前中はのんびり、日曜の朝ごはん担当の息子がパンケーキをたくさん焼いてくれた。そういえばこの間、メイプルシロップを買っておいたので、たっぷりかけておいしくいただく。バターの塩気と相まって、本当にしあわせの味。



午後は息子がサッカーの練習、私は歯医者へ。歯医者に行く前に空き時間が中途半端に40分くらいあって、図書館でなんとなく手に取った本を読む。


それは私がまだ子供だった頃に日本中を震撼させた殺人事件の、犯人の両親の手記だった。これが自分だったら…とか、もしも加害者が、あるいは被害者が我が子だったら…と考えながら読み、何度も胸がつまる。


私にとって衝撃的だったのは、犯人が虐待やネグレクトを受けていなかったこと。有名どころの犯罪者の経歴などを読むと、家庭環境が劣悪だったり、幼い頃から大人に暴力をふるわれたりしていることが多い。そうすると、私はこんな風には育てていないからひとまず大丈夫かな、と思える。


しかしこの両親の手記を読む限り、彼は本当にごく普通に育てられたらしい。さらに読み進めると犯人本人が、「自分はある時期マザコンだった、その頃は母親が人生のすべてだった」というようなことを言っているという。そんな子が、あんな事件を。


どこが分岐点なんだろう。息子を持つ母親として、言葉では言い表せない気持ちになった。



さて歯医者の後、サッカー終わりの息子と合流。珍しいお友達と、一緒に遊ぼうと盛り上がっている。3人が3人とも、自分の家にお友達を招きたい気分らしく、どこに集まるかわちゃわちゃ相談していた。かわいい。


結局我が家に来ることになり、1時間ちょっと遊んだ。初めてうちに来たお友達が、仮面ライダーにめちゃくちゃ食いついたので、驚いた。2年生にしては少し大人っぽくてしっかりしているお友達なので、まさかライダーベルトでこんなに目を輝かせるとは!と、ギャップ萌え。


「エグゼイド!!オレがいちばん好きだったライダーだ!!」と、せっかく持ってきたSWITCHも放置したまま「あ、ちょっとライダーモードに入りまーす」と、ひとり仮面ライダーのオモチャで遊んでいた。


ビルドのベルトで、ベストマッチを夢中で探していた頃の息子を思い出し、優しいあったかい気持ちになった。ライダーベルト、もう使わないなあと思っていたけど、捨てなくてよかった笑