2023年最後の1日。蹴り納めに、大きな公園まで行ってきた。息子はまだまだ、サッカーが上手とは言えないけれど、この1年でぐーーぅんと成長したことがわかる蹴りっぷりだった。


年に一度の親子サッカーに向けて、お母さんも特訓してあげる!と息子。パス練、シュート練、私にしては、いつもよりちょっと頑張った。


途中、あまりにも基本的なことがわかっていない私に呆れた夫から、なんでボールをそんな風に扱うのか、それじゃやりにくいに決まってる、という旨の指摘が入る。


しかし運動音痴のこちらとしては、“なんで”もなにも、わかんないんだもん、わかんないなりに、こうかな?それともこうかな?って考えてやってるのに…と、がっくり落ち込んでしまった。


で、ふと気づいた。息子もいつも、こんな気持ちなのかもしれない。こんな気持ちで、コーチや、パパママや、周りのお友達からのアドバイスを聞いているのかと思ったら、なんだかんだで頑張り続けている息子ってすごいな、すてきだな、と思った。


そりゃ、素直に聞けないこともあるさ、だって「アドバイス」と言えども、自分を否定されているみたいでグサっとくることもあるし、相手の言い方によっては、どうせどうせ、って自分を卑下するキッカケになってしてしまうこともあるだろう。


それをいつも乗り越えてるんだろうな、この子は。いや本人は、そこまで深刻に考えてもないだろうけど、同じ運動苦手チームの私からすると、感動物よ。


息子は最近すごく頑張っているし、そもそも彼の身体には、私だけじゃなく、運動得意な夫の血だって流れてるわけだから、そのうち運動苦手チームを卒業するんじゃないかな、楽しみだね、と公園の帰り道に思った。



さてその夜。なんとなんと今夜は、息子が生まれて初めて、深夜0時まで起きていた。赤ちゃんの頃からこんなに夜更しをしたことがない息子。いつも9時には消灯し、遅くとも10時までには寝ている。


それが今夜は、眠くて終盤朦朧としながらも、起きて年越しをするのだ、という強い意志のもと、どうにかみんなでカウントダウンをすることができた。


0時ちょうどにジャンプをして、2024年になった瞬間、地球上にいなかったオレ、というパパから伝授された謎のギャグ(?)を誇らしげに言っていた息子は、その3分後くらいには眠っていて、とてもかわいかった。


おかげで私も久しぶりに、起きたまま新年を迎えた。ありがとう2023年。息子の笑顔をたくさん見られた最高の1年だった。