今日から夫も冬休みに入り、家族で大きなスーパーへ行ってきた。年末だから混んでいるだろうと思ってはいたものの、実際に足を踏み入れると、予想以上にものすごい人口密度で驚いた。


冬眠前の熊みたいに、大晦日〜三が日の食料を買い溜めたかったのだけど、あまりの混雑に辟易し、最低限のもののみ購入して帰ってきた。別のスーパーに、また買い出しに行かなくちゃ。



夕飯を食べたら、スーパーマリオブラザーズワンダーを3人でやろうね、と約束をしていた夜。息子と私はお世辞にもゲームが上手いとは言えなくて、ワンダー攻略はとにもかくにも夫頼みなのだ。


しかしここで珍しく夫に、大学のお友達から飲み会のお誘いがかかる。最初は行ってきていいよー、と伝えたものの、その後ひとりでもやもや考えていたら、なんだか無性に寂しくなってしまった。



私もママ友さんと、急に食事に行くことがよくある。夫にそれを止められたことなんて一度もない。なのに、いざ夫が行きたいと言う時に笑顔で送り出せないのは、最低な妻のすることだ。


でもしかし。家族でゲームをしようね、というのは、「約束」にはならないのか。先約にはなりえないのか。自分がその時間をあまりにも楽しみに待っていたことが恥ずかしいやら、悲しいやらで、思わず涙が出てしまった(我ながらドン引き)。


いいオトナが、たかがゲームのことで。いやでも、夫と息子とワーキャー手に汗握って大笑いするひとときが、私にとってはとても大切なのだ。大袈裟かもしれないけど、本当にとんでもなく楽しいし、宝物なのだ。



夫は優しい苦笑いをしながら、じゃあ断るね、とすぐにキャンセルの連絡をしてくれた。私はなんだかさらに自分が情けなくなって、申し訳なくって、でもやっぱり嬉しくて、涙が止まらなくなってしまった。


息子はなにがなんだか、という顔で「待って、どうしたの、わかんない、説明して?」と戸惑っていた。ごめん。そりゃそうなるよね、ほんとごめん。



結局その後3人でワンダーを満喫し、夫の使うピーチ姫の大活躍により、なんとなんと予定よりだいぶ早く全クリしたのだった。わーーー!!!購入から1ヶ月以内でクリアはさすがに胸が熱い。夫よありがとう。生まれ変わっても夫と結婚したい。