大切に大切に、それこそ甘すぎるんじゃないか、と思うくらい大切に育ててきた息子の自己肯定感が、どういうわけかものすごく低い。すぐに「どうせ…」と言うし、「ママってほんとにオレのこと好きなのかなあ…」などと言ったりもする。
オレは愛されてるんだ、ありのままでいいんだ、どーん、という具合でいて欲しいのだけど、元々の性格もあるのか、はたまた散々育児書などを読んで試みた声掛けが悉く裏目に出たのか、なかなかうまくいかない。
まあ息子が、いつもいつでもネガティブかというとそうではなく、ママとオレは相思相愛よね、ってノリのことの方がどちらかと言えば多い。でもたまにね、なんか落ちるんだよね、なんなんでしょうか。
冒頭の写真は、我々の生活圏内によく登場する猫。チャクロと呼んでいる。たまにネコクンとかネコチャンとも呼んでいる。癒やし。
閑話休題。今日も息子は思い悩んだ様子で、こんなことを言う。「ママ、ボクね、自分の全部がちょっとずつきらい。好きなところはない」
これはもう、私にとってはかなり衝撃で、なんならこれまでの育児を全否定されたかのような気持ちになった。しかし辛いのはもちろん、当の本人だよな。自分の全部がちょっとずつ嫌い、だなんて。
なんとなく頭をよぎったのが、息子の習い事のことだ。小さな頃から息子は読書が好き、お勉強も苦手ではない、なので公文や塾は不要だと判断していた。
逆に、放っておけば自ら身体を動かしたりしないので(保育園でも、すすんで園庭に出たりせず、ひとりで図鑑を眺めていたタイプ)、習い事は運動系にしたいと思っていた。ダンスはたまたまお友達から誘われて始め、その後、夫の希望でサッカーも始めた。
息子に嫌々やらせたわけではないものの、最初からやる気満々だったはずもなく、宥めすかしたり、オーバーに褒めたりしてやる気にさせてきた感じ。
ただし、息子の後から、もともと身体能力の高い子が入ってくればぐんぐん追い抜かれるし、そもそも苦手な分野(運動)なのだから、うまくいくことよりも、いかないことの方が圧倒的に多かった。
それで息子の自己肯定感は、どんどん下がってしまったのではないかなーとぼんやり思う。何度も何度も、息子の望まぬ叱咤激励をしてしまってきたし。
苦手を克服するより、得意を伸ばす方が良い、とよく聞くけど、最近本当にそう思う。向いてないことをやらされて、なんでできないんだ!って、理不尽だよね…、いや、そんな身も蓋もない叱り方はしていない(つもり)だけどもさ。
ただやっぱり、運動がまるで駄目な男児って、いかに綺麗事を並べたって結局舐められがちだし、ちょっとくらいはできた方がいい。そう思うと、サッカーやダンスをなんとか続けてきてよかったこともいくつかある。
たくさん身体を動かすようになったし、アクティブなお友達が多いので、自然と息子も公園などでよく遊ぶようになったし、体力もついた。
そんなわけで、過去の選択を後悔しているわけではないにしても、ここらでいったん、もう一度ちゃんと考える時期なのかもしれない。息子には、自分のことを大好きでいて欲しいな。私は大好きだよ。
