今日はパパの帰りが遅い。LINEスタンプを送りつける息子。3人でいると、パパよりママが好き〜などとかわいい憎まれ口を叩いているけど、いないと寂しいんだよね。
お祭りなどが続いてばたばたしていたので、久しぶりにひと息ついた。私と2人きりの時の息子は、いつにも増してお利口でよく気が利くし、家事も進んでやってくれるので助かる。ありがとう。平和な夜だった。
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
あまりにも現実味がなくて、私の中ではワースト瀬尾まいこだった。ファンタジーにもほどがある。彼女はなんのためにこの作品を書いたんだろう?とすら思う。わりと好きな作家だったので戸惑った。
血が繋がらなくても、ひとは愛することも愛されることもできる。そうだ。私も心からそう思う。でもそれを訴えたいのであれば、ここまで非現実的なシチュエーションは逆効果ではないか。
だってそんなわけないじゃん、とどうしても思ってしまうし、それを納得させるだけの、説得力のある描写は皆無。たまたまいい人に恵まれ、たまたまうまくいったんですね、としか言えない薄っぺらさだった。
登場人物たちは各々、複雑な家庭環境や人間関係で生じる苦悩や葛藤を乗り越えたのではなく、そんなものはそもそも、あんまりなかったようである。バカな。
これは、悪いほっこりだ。良いほっこり、というのは匙加減がとても難しいので、世の中にそんなにたくさんはないと、個人的に思っている。だいたいのほっこりは鼻につく。瀬尾まいこ作品は、たまに良いほっこりなのだけど、今回は大ハズレだった。

