今日は夕方電車が遅れていて、いつも息子と合流する時間を10分ちょっと過ぎてから駅に到着。とりあえず、雨がやんでいてよかった、ごめんごめん!と小走りで息子に駆け寄った。
しかし息子、お友達と仲良くワンパンマンの話に花を咲かせ、そのままさらにクイズなど出し合って笑っている。わー、焦らなくて大丈夫だったパターン!
今日もなかなかお友達にバイバイが言えない息子と、少しだけ家とは逆方向(お友達宅方向)に向かって歩いた。毎日毎日、仲良しだねえ。ちなみに同じクラスで、席もお隣同士。どんだけ話すことがあるんだ。楽しそうでなにより。
『ふくわらい』西加奈子
本日読了。最初、またこの感じか〜と、ほんのり落胆し、警戒する。大前提としては西加奈子の言葉の選び方が好きだし、文章の重みの調整のしかたみたいなものも好き。
しかし、彼女の作品の7割くらいを読んでいて、最近の何作かは個人的にあまり響かなかった。私の中の、ここまでのハズし方はアリ、というような微妙なラインを越えてしまったというか。それで、押しつけがましく感じるようになってしまった。
中高生の頃に吉本ばななが好きで、読むたびに胸を震わせていたのに、だんだん宗教っぽくなってきて、それはそれでいいのだろうけど私の求めていたものは違ったなあ、と、やけに残念な気持ちになったのと似ている。
で、今回も、はい個性的な主人公出てきました!なかなか変わってるでしょ!という感じの始まりが、個人的に冒頭の、“落胆と警戒”を引き起こした。でも頁を進めていくうちに、他の登場人物の強烈な個性と個性がいい感じに中和されて読みやすくなり、気がつけばかなり惹き込まれていた。
おー、西加奈子、よかった。やるな、やっぱりさすがだな、となってからの、しかし、ラスト数ページでそれが台無し。あそこで主人公があの選択をしなければ完璧だったなー。
世界に心を開く、自分の殻をやぶる、さらけ出す、みたいなことの行き着く先が、全裸で公道を歩くことなのか。安直すぎて、そうじゃない、と思いたいけど、それならどういう意図か確認してみよう、と再読するほどは夢中になれなかった。
あのシーン、ただただ普通に散歩して欲しかったな。

