帰り道の、ちょうどお友達と別々の方向へ進まねばならないポイントで、ほぼ毎日何分か話し込んでいる息子。早く帰るよ!と促され、引き離されることを懸念してか、謎に手を繋いだままお喋りを続けているのがかわいい。そんなに離れたくないのか。


今日はお互いが好きな漫画のクイズを出し合っていた。あのシーンは何巻でしょう、とか、その時このセリフを言ったのは誰?とか。そんなお喋り、学校か学童でいくらでもできるだろうに…と呆れつつ、私自身もお友達と一緒に帰宅して、最後にバイバイを告げるのがとても下手だったことを思い出す。


辺りが真っ暗になるまでずっと、クラスのことやら、先生のことやら、家族のことやら、延々と語り合ったな。わかる、わかるよ、息子の気持ち。


しかしそれにしても、今日は本当に何十分でも話していていそうな危ない気配を感じたので、仕方なく、お友達の家に向かって、少しだけ一緒に歩いた。



さてさて、遠回りして帰宅すると、当然いつもより時間が少ない。お風呂に入り、宿題の残りを片づけ、ご飯を食べ、今日のぶんのドリルをやる。いつもなら就寝前に少なくとも30分は自由時間があるのに、今夜はドリルが終わるやいなや消灯時間になってしまった。


ドリルはたまたま発展問題だったようで、息子にしては珍しく、難航していた。どうしてこうなるのか、夫が丁寧に説明してくれて、息子も一生懸命それを理解しようと耳を傾けていた。


愚痴のひとつも言わずに、えらいなあ〜、と感心しながら、私はひと足お先に寝室で待っていたのだけど、すべてを終え、夫におやすみを告げて私の元へ来た途端に、ふと見れば息子が怒りすぎて泣いていた。


今日は寝る前にご本が読めなかったよ!!!!読みたかったのに!!!!


あまりにも感情を爆発させるので驚きつつ、でもパパの前では全部ぐっとこらえていたのだなあ、ママの前では安心してワガママを爆発させてくれるのだなあと思ったら、べらぼうに愛しかった。


前々から、息子に言ってあったんだよね。ママの前ではどれだけおかしなことを言っても甘えてもいいから、お外では頑張っておいで、って。もう7歳だし、我慢しなければならないこともたくさんある。例えしたくなかったとしても、日々成長していかなきゃいけない。


がんばれ。そのかわり、ママといる時は全部ぶつけていいよ。その言葉を息子が覚えてくれていたのかな。息子の涙ややり場のない怒りを、まるっと抱きしめたいと思う夜だった。