朝、息子と一緒に登校するのを、やめてみることにした。親と歩いていても、友達を見つけたらそちらに合流する、という子をよく見かけるけど、我が子は残念ながらそういうタイプではない。
私といる時に友達に会うと、ほぼ無視してしまう。理由は、「オレはママと一緒にいたいから!!!」。ただお喋りをしないだけならまだしも(それも駄目だけど)、日によっては、せっかくママと喋ってたのにぃ…と、怒りを露骨にアピールする時もある。
そんなことを繰り返しているもんだから、たまに気が向いて、息子の方からお友達に声をかけても、つれなくされることもあったり。
これはいかん!と、親離れ子離れに踏み切った。私の方が、仕事の都合でと言い訳し、いつもより早く家を出る。夫に頼んで、5分後に息子を出発させてもらった。
とはいえ息子の様子が気になってしまい、道路を挟んで校門が見えるマンションの影で、こっそり張り込み。GPSを見ながら、息子がどんな調子で登校するかをドキドキして待っていたのに、なかなか現れない。
それどころか、学校よりかなり手前の公園の辺りから、息子のGPSがまったく動かない。むむむ。3分経ち、5分経ち…。何かトラブルにでも巻き込まれたかと不安になり、結局そこまで戻ることにした。もうっ。
息子はお友達と公園でわちゃわちゃ。私の姿にまったく気づかず、お友達の方が先に「あ!むすこ君のおかあさーん!蝶々つかまえたー!」などと無邪気に教えてくれた。
そしてやっと私を見つけた息子が、「え?なんで?まじかー。ママなんでいるの?」と、かなり動揺していて笑った。叱られると思ったのか、その後、彼にしてはすごい速度で公園を後にし、学校へ。
私はそのまま駅へ。心の中には、やれやれまったく登校途中になにやってんだ、という気持ちが少し、でも正直、息子がお友達と楽しそうにしていたのが嬉しくて嬉しくて、にやにやしてしまったのだった。
