息子と喧嘩をした。きっかけはどうでもいいようなことだったけど、彼の成長に伴い、昔みたいに、ギューっとして、ハイすぐ仲直り、っていうのができなくなってきた。


心がささくれ立つ喧嘩の途中で、幼い息子に会いたくなった。なんでわかってくれないんだ、なんで伝わらないんだ。3歳くらいの息子に会って抱きしめたい。あの時は物事がずいぶん簡単だった。あの頃の息子に会いたい。


昔はかわいかったのに、みたいに思うのは、今目の前にいる息子を否定するみたいで、なんだか嫌だ。でも初めてそう思ってしまった(もちろん口には出してない)。どうしてこうなってしまうんだ、って。


きっとこの先、今夜とは比べ物にならないくらいの大喧嘩だってするだろう。わかり合えないことも出てくるだろう。反抗期もくるだろうし、おまけにこっちは間もなく、イライラの更年期だ。


考えただけで気が重い。うちは親子仲良しで、特に私と息子はラブラブ(古)だけど、時には衝突だってきっと必要なんだよね。


最後には、なんとなく私の言っていることが伝わり、お互いちゃんと納得してから寝た。時折息子が、なんでだよ!とか大声を出しちゃう程度で、基本的に激しい言い争いではなかったものの、長かった。疲れた。


でも大切なことだ。ここはおかしいぞ、とか、どうだろう?と思ったら、放置しない。見てみぬふりをしない。とことん話す。少し億劫でも。



今日読み終えた本。

『ぼくのメジャースプーン』辻村深月


悪くはなかったけど、長さの割に内容は薄い。主人公の小学4年生男児視点で話が進むため、地の文が変に幼く、個人的にはそれが鼻について読みにくかった。


読み始めてわりとすぐ、「断トツのいちばん」という表現が出てきて、これじゃ頭痛が痛い、みたいなもんではないか…と萎える。主人公が小4だからわざとかもしれない、と思い読み進めた。でも「すみません」が「すいません」になっているのはモヤっとした。プライベートのメールですら、「すいません」は気になる。



中盤、主人公と先生の哲学っぽいやり取りに頁を使いすぎていて、中弛みとはこのことか!という感じ。キャラクター設定や、起承転結の起承くらいまでは惹き込まれたので、もったいないと思った。


彼女の小説は、作品と作品が繋がっているというか、登場人物が別の作品にちらっと現れることがあるらしく、それはちょっと面白そう。この作品はいまいちだったけど、また何か読んでみようかな。