咳が止まらない土曜日。息子のダンス教室は夫に行ってもらって、私は家でひたすら寝ていた。私の具合が悪いので、てっきりダンス教室は休むのだと勘違いした息子が、不服そうな顔で出かけて行った。

 

ダンスに行くのが嫌ってわけじゃなくて、休みか~、わ~い、みたいな気分でいたところに、さっさと支度しな!って言われて、ムっとしちゃったみたい。ダンスのバッグを手にしながら、「憎らしいおとなどもめ、後でかくごしてろー」とブツブツ言っていた。え、怖いw

 

 

ダンス教室が終わったら、土日用のおやつを買って帰るのが恒例になっている。チップスターやスコーンと一緒に、ハートの形のグミを買ってきた息子が、「はい、これ、ママをおもうボクのきもち」と、私にも分けてくれた。憎らしい大人どもなのに?ほんとかわいい。ありがとう。

『アミダサマ』沼田まほかる

 

そういえば、また沼田まほかるの小説を読んだ。読み終えるたびに、これは自分の好みじゃないな、けど、うまいな、他のも読んでみよう、という気持ちになり、早4冊目。

 

今回のは、もう全然まったく合わなかった。もしこれが沼田まほかる1冊目だったら、その後2冊目3冊目を手に取ることもなかったかもしれない。私の求めていたものと違うというか。うん、全然求めてないんだよなあ、こういうのは。

 

最初から最後まで、なんだかわからない人知を超えたもの、について描かれているだけっていうのがどうもスッキリしなかった。わからないことがわからないまま放置されていること、普通に生きていても周りにわりとある。あれ、結局なんだったんだろう、って。

 

だからせめて小説の中でくらい、不思議だったね、で終わらせないで欲しい。なるほどそういうことだったのか、と納得したいのかもしれない。あるいは、そんな解釈もあるのか、と作者の心の中をのぞいた気になりたいのかもしれない。

 

そういう意味で、最後のページを読み終えた瞬間、変な疲労感に襲われ、ガッカリもした。私とは逆のものを小説に求めている読者層には、刺さるんだろうな。うーん違った。

 

いや、でも謎なんだけど、じゃあどうして村上春樹は面白いんだろう。だって彼の作品も、意味のわからない登場人物が出てきて、謎の世界に迷い込んだり、もやもやしたまま終わったり、全然スッキリしないのに、好きだ。なんでかなー。