息子がクリスマスにもらったあつまれどうぶつの森、本人よりむしろ私の方が熱心にやっているのだけど、本日ついについに、住民が引っ越すことになりそう。
これまでにも何度か「そろそろこの島を出ようかな」と住民が言い出すことはあったものの、息子と私の間で、住民から写真をもらえるまでは引き留めよう、と決めていた。
しかしこの、写真というのがなかなか貰えない。毎日住民にマメに話しかけたり、プレゼントをラッピングして渡したり、意味があるのかわからないけど手紙のやり取りをしたり、手探りで頑張った。
そして数ヶ月後、晴れて何人かの住民から写真をもらうことに成功。すると今度は、なかなか引越しをしようとしない。やっと引越しを匂わせる住民が出てきたかと思ったら、夫がうっかり引き留めてしまう笑
すったもんだあり、今回の引越しは、ほんとにもう待ちに待った!!という感じで。たもつ(写真のゴリラ)は私のことを“あいぼう”と呼んでくれるし、なんだかんだお気に入りだったけど、でも1人出て行けば、新しい住民が1人やってる。初の入れ替えに心躍っている。やったやった。
さようなら、たもつ。ありがとう、たもつ。
さて、図書館への返却期限が今日までだったのに、半分くらいしか読み終わっていない小説が通勤バッグの中で眠っていた。図書館からのリマインドメールでそのことに気づき、残りを一気読み。
借りていたのは村上春樹『一人称単数』だった。装丁が驚くほどダサい。2年前に書かれた短編集で、過去作品のような瑞々しい魅力は個人的に感じなかった。私が好きになった村上春樹は、もうどこにもいないのだ、と感傷的になりさえした。“あの”村上春樹の最新作を読むことは、もう一生ないのだ、という当然のことを、改めて思い知らされた。
ただ今作も、それぞれの短編に、この表現好きだなー、と思う一節があったりはした。クスッと笑えたりもした。中でもビートルズや謝肉祭の話は面白かったし、『ヤクルト・スワローズ詩集』では、村上作品の中で何度も繰り返されるメッセージを見つけて、また優しい気持ちになった。
人生は勝つことより、負けることの方が数多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように相手に勝つか」よりはむしろ、「どのようにうまく負けるか」というところから育っていく。
