今日は、おかいもの記念日だ。


お昼に牡蠣グラタンを作っていたら、そういえば牛乳を朝ご飯のシリアルで使い切ってしまったことを思い出し、なぜか息子に「牛乳買ってきてくれない?」とお願いした。この私が。


息子を溺愛していて、目の中に入れても痛くなくて、だからこそやたらに心配症で、なかなか子離れできなさそうな、この私が。


我が家から1番近いコンビニは、子供の足でも歩いて3分程度、信号を渡らずに行ける場所にある。わりと広い駐車場がついているので車の出入りは怖いけど、そこさえ気をつければ…、という感じ。


前々から、この日に買物にトライさせよう、と計画していたわけではないので、バタバタとお財布を首からかけ、100円玉を数枚入れて、って準備しているうちに、私の方がドギマギしてきてしまった。ほんとにほんとに大丈夫かな。


でも、この機会を逃したら、あーでもないこーでもないと考えすぎて、息子におつかいを頼む、なんてしばらく無理そう。この勢いでやっちゃえー!と思い、行ってもらった。


息子も最初は、まじかよ、みたいな戸惑いの表情を浮かべていたものの、「なんだか、闘いに行く前みたいな気持ちだよ」と、ドラゴンボールの登場人物っぽい顔になって呟き、やる気をみなぎらせていた。おおおお、かっこいいよ、あんた。


変装して後ろからコッソリついて行く、とか憧れてたけど、なんせ謎の思いつきで言ってしまったので、急には準備できず。息子が出発して数分で、既に気が気じゃないながらも、息子を信じて牡蠣を炒めていた。



今日に限って、コンビニ強盗でも入ったらどうする?私はきっと、なんで行かせてしまったのだろう、と一生後悔するだろう、とネガティブなことばっかりが頭をよぎる。車にひかれたら?誰かにさらわれたら?大きな地震が発生したら?なにがあるかわからない。


しかし我が息子は、牛乳をぶら下げて、誇らしげに帰ってきてくれた。牛乳を探してレジに行き、「牛乳ください」ってお兄さんに言えたんだそう。よくやった。すごいね、すごいよ。アイムプラウドオブユーだよ。


牡蠣グラタンはとびきりおいしくできた。嬉しくて、誇らしくて、でも少し寂しくて、この複雑な気持ちを、私はずっと忘れないと思う。