ソファで踊り出す息子。だって、金曜の夜だもの。最近保育園では、運動会の準備で、よくダンスの練習をしている模様。それを延々と披露したり、謎のポーズをとってくれたりしました。

最初はソファで、三角の紙を使って、カブトムシ君のお家を作ってあげる〜とか言ってたんだけどな。お家、どうなった?笑

 

 

昨日アマプラで見たドラマの備忘録を書いて、映画もだいぶ溜まってたことに気づいたので、引き続き、ちょっとメモ。

『死刑基準』

「死刑制度は個人の恨みを国が変わって晴らすことではない。かけがえのない命を奪った罪は、かけがえのない命でしか償えない。多くの人が死刑制度を支持している理由は、それが理由だと思います」題材が題材なので、ものすごく考えさせられる。で、映画としての結論は?というラストだった。答えの出ない問いだとしても、映画としての結論があっても良かったような…。

 

『埋もれる』

「告発することで、誰が幸せになるのか?」以前はもう少し俯瞰的に映画を楽しんでいた気がするのだけど、母になってからというもの、母親(それも、小さな息子を持つ母親、だとなおさら)が出てくると、そこにだけすごく感情移入してしまう。「深いね…落ちたら見つけられないね…」

 

『イキガミ』

『ハードロマンチッカー』の松田翔太が最高に好きで、次点は彼が児相に勤める『ドンキホーテ』だけど、この映画も悪くなかった。作品の内容は…、まあ…。「誰もが感動的な物語に飢えている。これって、商売にして潤う人間がいる。結構な事ではないですか」

 

『世界から猫が消えたなら』

「見つからないんだ、あいつの見る映画を探すのが俺の役目なんだ。あいつはもう死ぬんだ」ってなんか、男の友情っぽいところは、うっすら良かったけど(まあでもレンタル屋での展開も突っ込みどころしかない)、基本的になんじゃこりゃ?な映画だった。陳腐からの陳腐、そしてしっちゃかめっちゃか。とっちらかる陳腐。よく最後まで見たな、私。

 

『覆面系ノイズ』

「ひびけーーー」中条あゆみのお人形さんフェイスと、ボイトレ頑張りましたという爽快な歌声を堪能するだけの映画。でもじゃあ退屈だったか?っていうと、中条あゆみの魅力がすごすぎて(個人的に)、それだけでも十分価値があった。

『万引家族』

良い映画と評価する人も多いのかもしれないけど、私にとっては救いのない映画だった。一歩間違えれば自分もアチラ側にいたかもしれないと思うと、エンターテイメントとして全然楽しめず。「わざと捕まった」と言ったあの声の、やるせなさよ。こうしてる今だって、実際に第2第3のああいう家族が存在してて、子供がもがいてるのかもしれないよ。我々にできることはこういう映画を見てカンガエサセラレマシタって言うことだけなのか。

 

『横道世之介』

「あいつに会ったっていうだけでなんかお前よりだいぶ得してる気がするよ。」世之介みたいな人、私の周りにもいた。誰からも愛されて、みんなを面白い気持ちにさせてくれて、不思議な存在だった。実際その友人のFB上でこんなやりとりを見たことがある。その人の友人同士、おそらくお互いに面識なしの2人が、コメント欄で“彼と友人になれてラッキーだったね。私もラッキーだよ”みたいなことを言い合ってた。なんというか、すごいなぁと思った。そんなことを、久々に思い出した。

 

『一応の推定』

やりきれない系。「おじいちゃんがサンタさんから預かってきたのかな」柄本明、善人の時も悪人の時も、良い味出すなあと改めて思う。ちなみに息子、佑の方は好きなんだけど、時生の方がどうも苦手。同じ兄弟なのにね。

 

『葛城事件』

「まだ生きなきゃいけないのかよ」実際に起こったいくつかの犯罪を彷彿とさせる映画。あるひとつの家庭の中で、じっくり育てられる悪意や狂気と、そのやり場のなさに、ゾクッとさせられた。怖い。

 

『蒼い瞳とニュアージュ』

なぜかアマプラで高評価だったので見てしまった。「いつも少女の瞳を見ていたいから」絵本がどうのこうのという設定は面白くなりそうだったわりに、なんか全体的にラノベを読んでる感じで(ラノベちゃんと読んだことないけど)「あ、はぁ」で終わった。

『バースデーカード』

「のんちゃん、ここにはこんなにたくさん本があるのよ。どの本にも主人公はいるの。あなたの本の主人公はあなただけなのよ」感動の押し付けっぽい空気を感じてしまい、台詞や展開など、どうも鼻についた(実際、良い台詞もちょこちょこはあった)。死ぬとか死なないとか抜きにして、こういう母親苦手だ。子供のことわかってます、理解者です、みたいな。私が、ひねくれ者なんだろうけど。

 

『火花』

ドラマ版の良い評判を聞いてずっと見たいと思ってた作品。途中で、あ、映画版とドラマ版でだいぶ違うんだなと感じて、そこから流し見してしまった。夢を叶えようとする若者たちの話。「誰ひとり無駄じゃない」熱い。わかる。でもなんか、思ったよりだいぶ湿度が高かった。

 

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』

「約束したんです。結婚するって」この手の題材、創作だったらもう食傷気味なんだけど、実話ベースということで展開やラストが気になって見た。綺麗すぎても、そんなわけあるかい!ってなるし、リアルすぎても引くし、女優さんて大変だ。病気系演技では『震える舌』の女の子、やっぱ最高だったな、と改めて思うのであった。

 

『チェリーボーイズ』

バカバカしくて笑う。「お前、友達のくせに裏切るのか、最低だな」そう、最低でクズでカスな3人の話。こんなに私をイラつかせる林遣都の才能よ。正真正銘にクズ。エライザの「馬鹿じゃん」がとてもいい。というか、エライザがとてもいい。かっこいい。

 

『歩いても 歩いても』

「いつもちょっとだけ間に合わない」それぞれのキャラクターにおかしさとかちょっとした哀しさとかがあって、薄っぺらくない。大きな事件は起こらない日常系の作品で、良い映画の雰囲気は感じつつ、流し見してしまった。こういう映画こそ、流し見すると退屈なんだよね。腰を据えて見たら、あ、面白いってなることが多いんだけど。残念。