友達のお芝居を観てまいりました。

何人か役者さんの友達がいていつもは楽しい感じの舞台が多いのですが、
今回は寺山修司作 『奴婢訓』 です。
簡単に言えばアングラ系ってやつでしょうか。

独特な雰囲気の舞台で、オープニングからにやにやが止まりませんでした。

なにが起こるんだろう、
ドコに連れてってくれるんだろう、

そんな変な高揚感でそわそわしました。

お話の内容は、
主人不在の屋敷で召使い (=奴婢) たちが主従ごっこを繰り広げるというもの。

「世界は、たった一人の主人の不在によって充たされている」

ラストシーンに重なって、ブレヒトの言葉が頭をよぎります。
英雄のない時代は不幸だが、英雄を求める時代はもっと不幸だ。

主人を求める召使い、
求めて得られないまま続く狂乱、
言葉遊び、奇妙奇天烈な装置、肉体、歌声、
マッチの匂い、煙、マッチの光、煙、

観ていると彼らの世界に引きずり込まれて、
頭がぼーっとして気持ち良くなります。
素晴らしい体験でした。


終了してから楽屋で会った彼女はやっぱりとても華奢で可愛いらしいのに、
ライトの中でのあの言い表せない迫力とオーラはなんなのでしょう。
かっこいい。
ほんっとかっこい。


興奮冷めやらぬまま、三茶でご飯を食べて帰りました。
ありがとうナドリちゃん。