夕方の4時に引越し屋さんが家にやってきて、
その後7時からは新橋にて転職の最終面接です。

面接が終わり次第急いで新しいマンションに向かうつもりですが、
絶対に間に合うわけがないということで、府中の対応はヒロに依頼。
助かりました、ありがとう。荷造りもやっと終了の目処がつき、
何か食べるものを買いに行くついでにちょっとご近所を散歩しました。

いつも目に映っていた生麦の、
ちょっと古ぼけた、でも“生活”の良い匂いのする街並みです。

引越しはあのパンダのところでしてもらうのですが、
見積もりに来たお兄さんが愉快な人で、
すごく安くしてくれました。

前回私が高円寺から生麦まで荷物を運んだとき、
冷蔵庫も洗濯機もなくて段ボール十何個、というやや小規模のお引越しでしたが、
それでも3万円だったと記憶しています。
(当時、何社かアイミツを取ってそれが最安値だったはず)

今回、生麦から府中への引越しで距離も伸び、
しかも冷蔵庫や洗濯機、自転車も加わって荷物は増えたわけで、
最初は4万3千円、とふっかけられたのですが、
交渉の末、3万円ジャストにまけてもらいました。やったやった。

それからお米ももらいました。

このお米については実際嬉しかったしかなり大袈裟に喜んでしまいましたが、
後日同僚に話したところ、
見積もりするとお米がもらえることはCMで放送してるので、
そんなに喜んだら逆に変な人と思われただろうよ、とのことでした。

そうか。テレビずっと持ってないから知らなかった。

テレビといえばほんとにもう10年は持っていませんが、
今回の引越しを機に、
経済的にちょっと落ち着いたら購入しようかなと目論んでおります。

私が思うに、
若い頃はテレビを持っていないのもそれはそれで個性のようなナニカとして扱われたようですが、
こう年を重ねてしまうと、そうもいかなくなってきます。

同じ趣味だとか、同じ価値観だとか、
同じようなバックグラウンドの友達とばかり絡んでいるぶんには、
テレビの話題なんてできなくたって問題ありませんが、
大人になって社会に出て、
不特定多数の人と日々関わっていくとなると、
そこはやはり自然と、
誰にでも共通の話題は、有名人のゴシップだとか、新しいドラマだとかスポーツだとか、
そういうところになっていくわけです。

何を今さら周知のことを、と思われるでしょうが、
そういうことを最近ますます痛感しているのです。


それに昔から、
歳をとったら少しミーハーぐらいがちょうどいい、と私は思っていたのです。
そうじゃないと本当にどんどん老いていくような気がしてなりません。
だって若い頃よりは確実にアンテナの感度は弱まっているのですから。

まぁそんなわけで、
たかがテレビを持つか持たないかという小さな問題ですが、
長年テレビを持っていなかった身としては、
こんなに頭の中でいろいろ思いを巡らしてしまうんだよ、
というお話でした。はい。なんだかんだで生麦には9ヶ月もいてしまいました。
カナダから帰った当初は、すぐにまたフロリダに旅立つ予定だったのに笑

父からも、私の居候の件は短期間だから承諾したのに結局最後までいたな、
と呆れられました。
でもお父さん、どうもありがとう。

お父さんとはこれまであんまり話したことがなかったし、
今回2人で暮らしていても会話が多い親子ではなかったけど、
それでも前よりお父さんのことがわかったような気がします。

素っ気無いお父さんはわたしが「タダイマ」を言っても返事をしてくれないとずっと思ってたけど、
ある時、部屋の中からほんとに小さな声で、「オカエリ」と言っているのが聞えて、
ああよく聞えないけど、こうやって時々はオカエリを言ってくれていたんだ、って思って、
すごく嬉しかったです。