ノースバンクーバーのロンズデール・キーからバスに30分乗って、終点で降りるとグラウスマウンテンのふもとです。
標高は1200m で、スカイライドという名のゴンドラに乗れば12分で頂上に着くことができます。
私達はもちろん歩いてトレイルを登ることにしました。
(上りのゴンドラは$30もかかるらしいです。)

全長約3キロ、ひたすら急勾配の階段が続きます。だいたい1時間半から2時間が平均的なタイムらしく、
私もそのぐらいかけてのんびり歩きましたが、
早い人は30分ぐらいで登り切ってしまうようです。
すごー。



噂には聞いていましたが予想以上に角度がきつかったです。とある友達は小学校の頃から何度もこの山に登らされているらしく、
グラウスなんてもうたくさん!と辟易していました。
私がグラウスマウンテンの話をすると、その名を聞くのも嫌だという顔で、
「3キロずっと前の人のお尻を見てるのが楽しいと思う?」
と目を丸くして首を横に振っていました。
頂上近くなると気温もぐっと下がり、もう初夏だというのにまだ雪が残っていました。
登山中の体が寒さを感じることはありませんでしたが、
吐く息は白かったです。
あんなに快晴だった空が曇り始め、とうとう雨が降り出した頃やっと頂上に到着しました。感動~~。
バンクーバーの美しい景色が一望できます。
お天気ならスキー用のチェアリフトに乗って、
さらに上の展望台へ行くことが出来たようです。
ところでこのグラウスマウンテン、冬の間は美しい夜景を眺めながらウィンタースポーツが出来る。
ということでスノーボーダーやスキーヤーに人気のようですが、
夏にもたくさんの観光客で賑わっています。
見所のひとつは、熊です。
お土産物屋さんにもたくさんの熊がいました。
ここでは親を亡くしたグリズリーベアや狼たちが飼育されていて、運が良ければ遭遇することが出来るのです。

と言っても動物園のように檻の中に飼われているわけではなく、広い一帯が電気の通った金網で囲まれていて、
その中に保護された野生動物が棲息している、という感じです。
私は残念ながら姿を見ることが出来ませんでした。でも声は聞きました。
低い低い声でした。
それで私は、熊のことをあれこれ想像してひとまず満足しました。


他にも、先住民の木像があったり、鳥のショーを見物できたりします。
夕立に濡れてしまって寒かったけれど、
豊かな自然に丸ごと包まれて、
遠くにビルや車たちのチカチカ灯るライトを見下ろして、
とても贅沢な気分になりました。

帰りのゴンドラはたったの$5です。山を下りながら、こんな険しい道を登って来たんだなぁと驚きました。
それから眼下に広がる大きな美しい景色にもう一度うっとりしました。
カナダに来てもうすぐ1年経ちます。
つまりもうすぐ日本に帰ります。
帰国のことを考えると胸が複雑でいっぱいになります。
まぁとにかくまだ行ってみたい場所がたくさんあるので、
ちゃんとやりたいことをやりまくってから帰ります。
