バンクーバーから仲良しの友達が日本に遊びに来ています。

かなり日本通の彼、好きな日本のテレビ番組があるらしく、
そのロケ地である江ノ島散策が本日のリクエストでした。江ノ島には時々来ますが、
いつも海で遊んだり、BBQをしたりという感じなので、
そういえば参道の上の方に行くのは初めてです。途中の階段にたくさん印されていたトライフォース!!

これと同じマークがゼルダの伝説に出てくるんだよ、
と口角泡を飛ばし説明する私。
彼は興味もないのににこにこと話を聞いてくれます。本当に優しい友達です。坂と階段が体力的にちょっとキツイものの、
ここはエスカレーターを使わずにのんびり上ります。
久しぶりに会えたので積もる話もあるし、
想像していたよりもずっと景色は美しいし、
4人でわいわい言いながら頂上のタコセンベイ屋さんまでたどり着きました。いろいろ購入してちょっとおまけもして頂いて、
空き始めた小腹を満たしたのでした。タコセンベイの他に、貝センベイと、エビセンベイ、
そして串焼きとビール。幸せー!デザートにはくらげのアイスを食べました。
味はいまひとつだったかな。
皆もそれぞれ、日本酒やら、アサイーやら、変わった味のアイスを食べておりました。
それからまた、おみくじを引き、道を下り、鍾乳洞に潜入し、
運試しをして「願いごとが叶う」だとか、「願いごとが半分叶う」だとかキャッキャッとはしゃぎ、
つい先日まであんなに寒かったのにまた少しだけ夏が戻ってきたみたいに暑かった午後を、
思うさま満喫しました。
友達が大好きなそのテレビ番組は、
若い男女が恋愛をするドキュメンタリーなんだそうですが、
メンバーのうちの2人がデートをしたというカフェにやって来ました。

なんと1時間も待ちました。
待った甲斐あってふわふわの美味しいフレンチトーストでした。
そして展望台に上って眼下に広がる海を眺め、
またぶらぶらと参道を下り、おやつに貝を食べました。

こうして海外から友達が来て初めて知る「日本」というものが、
自分の普段の行動エリアの中にもまだまだたくさんあります。
夏になると、海だいすきー!などと言って何度も江ノ島を訪れているのに、
今日は初めて見る江ノ島ばかりで、とても新鮮でした。

山を満喫した後は、サンセットを見るために海岸を歩きます。散歩中の小さな犬だとか、
親子のサーファーだとか、
恋人たちだとか、もうすぐ恋人になりそうな男女だとか、
話しても話しても会話がつきなさそうな女の子の2人連れだとかで、
ビーチはとても静かに賑わっていました。

夕飯にはシラスのピザを食べようということで、
駅から少し歩いてイタリアンへ。ピザは何枚か食べましたが、
生地に独特のもちもち感があり、これはどうやって作るんだろうと、
ピザをこねるシェフの様子を眺めながら皆で感動しておりました。
私達はバンクーバーにいた頃、お料理好きな彼に教えられて、一緒にピザを焼いたこともあります。
懐かしいな。

それから「小さな可愛い電車」と彼が優しい口ぶりで言う江ノ電に乗って、鎌倉へ移動。鎌倉の街はまだ20時だというのに眠りについてしまったようでした。
まだ20時、じゃなくて、もう20時、なのか。
お店の人々ももう仕事をやめて、家族と団欒している時間なのでしょう。

いつも渋谷や新宿ばかりうろうろしていると忘れてしまうし、
22時くらいまでお店が開いているのが当たり前になってしまうけれど、
そういえばバンクーバーもそうでした。
19時には一番大きな通りでさえも、きちんと「オフ」になっていました。
そして皆、プライベートを楽しむのです。
その方が人間らしいのかな。
東京の生活が普通になった私にとっては、いくぶん不便だけど。鎌倉では人のいない真っ暗な商店街を歩いて、
たまたままだ営業中のカフェを見つけたので入りました。
シナモンのきいたホットサングリアがとても美味しいカフェでした。

ケーキをたいらげながら今日いちにちあったことを話し、
彼が好きだというテレビ番組の話題にまたなりました。
私はその番組を一度も見たことがなかったけれどネットで噂を聞いたことがあるのを思い出し、
「あの番組はキスをしたりデートをしたりするとボーナスがもらえるらしいね」
といたって何気ない口調で言いました。

テレビのドキュメンタリー番組は、
多かれ少なかれみんなヤラセである、ということが、
全世界共通の認識だと勝手に思っていたのです。

しかも友達は私よりずいぶんと年上で、
もう高校生になる娘さんがいて、
彼がそんなにイノセントにTVショーを楽しんでいるなどとは夢にも思いませんでした。
ヤラセとわかって楽しんでいるんだと思っていました。

けれども、「ネットの噂だから真偽は定かじゃないけどね・・・」
と言いながらボーナスの話を伝えた時の彼の様子ったら、
「オーマイガ」という言葉を人間で表したらこうなる、ってふうでした。

それで申し訳ないのだけれど私は本当に可笑しくなってしまって笑い、
優しい彼もちょっと「とほほ」という顔をしながら一緒に笑ってくれて、
あとの2人からは、「2人のやり取りがまるでコントのようだよ」と言って笑われ、
1日の最後に本当にみんなでいっぱい笑いました。

普段遠い場所で暮らす友達と久しぶりに会えて嬉しかった。
そして彼のリクエストを聞きつつ、楽しいプランを組んでくれたユウコに感謝です。

Good friends are like stars.
I don't always see you guys,but I know you are always there.