ソフィアから100Km南下し、本日は世界遺産であるリラの僧院へ。ブルガリア正教の総本山ともいうべき僧院なんだそうです。わくわく。

途中で立ち寄った街では、コウノトリを目にしました。ルーマニアでも大きな巣を何度か見たし、
この辺りでは珍しくもないのでしょうか。
良いことがあるように、祈っておこう。
日々何キロも移動してばかりなので、雪だったり雨だったり晴れて暑かったり、激しい変化があります。
リラ山脈の奥深くに到着する頃には少しだけ雪がちらついておりました。
これまた本当にアクセスの悪い場所にあります。山を切り開いて、資材を運んできて、大変だっただろうなあ。すごい。
建物そのものも、フレスコ画も、ただただ壮麗です。
なんでも大きければ良いってわけじゃないし、
街中にひっそり佇む教会や、こじんまりとした古い教会もそれぞれに魅力的ですが、
リラの僧院のこの迫力には得体の知れないパワーがあって、
私はしばらく言葉を失いました。


この旅がまだ始まったばかりだった頃には、(と言ってもほんの8日前のことですが)
教会に対する興味も知識も今よりありませんでした。
教会のステンドグラスは、東側が一番立派に造られている。
これは朝日が上った時に美しい光が教会に差し込むようにという工夫である。
どこの教会に入っても、ステンドグラスの模様が精巧な方向が、すなわち東だとわかる。
というごく初歩的な知識すら、
私はこの旅で生れて初めて耳にし、おおお、と感動してしまいました。
そんな風にだんだんと知っていることが増え、
増えるにしたがってさらに知りたい気持ちが芽生え、そして本日。
リラの僧院にやってきてこんなにも圧倒されているというのに、
そしていよいよ知的好奇心が刺激されているというのに、
ここにある博物館にはね、入れませんでしたよ。なんと!
入りたかったのだけど、入場料がなかったのです。
入場料といってもたったの3レバ、日本円にして200円程度の話ですが、
持っていないものは持っておらず、
クレジットカードなど使えるわけもなく、
物凄く後ろ髪を引かれながら諦めたのでした。
もっと換金しておけばよかったです。


ルーマニアはレイ、ブルガリアはレバという其々の通貨単位がありますが、一生のうちにそう何度も訪れる場所でもないだろうし・・・と、
お金が余っても困るので最低限しか換金しなかったことが悔やまれました。
入りたかったなあ、博物館。
まあ何を思っても時既に遅く結局博物館には入れませんでしたが、その分外観を思う存分満喫して僧院を後にしました。
ランチに頂いたのは、ヨーグルトとキュウリの冷たいスープ。
き、きたー、ヨーグルト。
さすがブルガリアです。
ブルガリアでヨーグルト。これが本当のブルガリアヨーグルト!
ただ私、キュウリが苦手なものですから、2口くらい頂いて残してしまいました。
しかも外には粉雪が舞う程寒いのに、冷製スープて。
最初に運ばれてきた時は、スープといえば温かい物と勝手に考え、
お皿を触ったらキンキンに冷えていたためウッカリ間違えて、
「あつッ・・・くない!」
ってなりました。
あのよく、お風呂を沸かし忘れて足つけて、
めちゃ冷たいのに熱いと思ってびっくりしちゃうやつです。
メインはマスのフライ。マスもブルガリアの名物とのことで、
これはパスタルヴァというお料理なんだそうです。美味しい。
デザートまで頂いて満腹になり、そこからまたしばらくバスに揺られ、とある原っぱにて一時停車。
愛くるしい子牛に目を奪われつつ、
さらに遠くに並んで見えるのは、ミツバチの木箱です。

1人のおじいちゃんがとことこと近づいてきて、ハチミツを売ってくれました。
先日、ここブルガリアではヨーグルトよりも薔薇が有名と書きましたが、
ハチミツも有名なんだそうですよ。
お洒落なのになると、瓶にミツバチの巣が入ったハチミツが売っており、
巣をザクザク潰してパンに塗るとそれはもう美味しいんだそうです。
プラスチック容器のものも売られていますが、
やはりハチミツと言ったらガラス瓶の方が断然良いです(きっぱり)
これだけはもう、重くても。割物危険でも。取扱注意でも。
あっという間におじいちゃんのハチミツはあらかたさばけて、
我々を乗せたバスはまたソフィアを目指し走りだしました。>>>続く
