土曜日なのでオーケストラの練習があったのですが、今日の指導者はウィーン在住、うちの団の名誉指揮者(?)みたいな方で、
たまたま帰国していたため特別に指揮を振って下さるようです。
(そこのところの組織編制がよくわかっていません。まだまだ新人です、私)
で、求められているクォリティが私にとっては高度過ぎて、
練習途中、何度「もう帰りたい・・・」と思い、気ばかり焦ったことか知れません。
熱い指導も時には良いものですが、
なにぶん技術がさっぱり追いつかなくて。
充実した練習ではあったけれど、まあたいそう落ち込みました。
しかしその足で浜松町に向かい、凹んだ心のまんまとにかく服を着替えます。
今日はみんなで海賊の格好をして東京湾納涼船をジャックしよう、
というイベントに参加するのです。


乗船場で友達と合流し、お互いのコスチュームについて話したりしてるうち、
さっきまでの湿った気持ちがあっという間に回復しました。
さあ、いよいよ乗り込みます。


入り口にいた海賊、どうやらワンピース。
出航です。去年は確か、美容院の仲間と来た納涼船。(→blog)
あの夜も随分と楽しかったけれど、今回改めて実感したのが、コスチュームの力です。
以前、夢の国で働いていた時もそうでした。
コスチュームに着替えた瞬間に、私は普段の私から、夢の国のお姉さんに切り替わりました。
本来ならば衣装の力など借りずに、
きちんと仕事モードのオンオフが出来ればそれに越したことはないのでしょうが、
私はというと、そういえばいつも衣装に着替えることで自然とスイッチが入っておりました。
他にも例えば、お洒落してクラブに遊びに行った時や、
浴衣を着て花火大会に行った時、
いつもと違うワンピースでパーティにお呼ばれした時、
着ている服が、気分を盛り上げてくれたり、その日を特別にしてくれたりしました。
私はすっぴんで原宿や渋谷を徘徊することもあれば、
まったくの部屋着のような格好でどこへでも出かけるし、
良くも悪くも恥じらいという概念、人の目を気にするという感覚が希薄です。
でもそんな私ですら、
コスチュームってパワーをくれるなあ、
なんてことを思うのです。偉大だ。
そうこうしているうちに船は東京湾をぐんぐん進みます。
この夜、購入していた海賊セットにたまたまついていた口ひげを、もったいないからくっつけて行ったのですが、
これがもう大成功でした。
大成功というかなんというか、
ものすごくいろんな人から賛辞を浴びせられました。





ただあてもなく歩いているだけで、すれ違った海賊から、そのヒゲ最高、だの、一緒に写真撮ろうだの、いいねいいねいいね!を言われて、
私の周りの女子も「いいなー、来年は絶対ヒゲつけようっと!」と決意していたほどです笑
オリンピックカラーのレインボウブリッジをくぐり抜けた頃、海賊らしいお宝を発見。

ででーん。スティーブンが持っていたコインのチョコレート!私の友達がすべて食べ尽くす勢いで食べていて可愛かったです。


納涼船は2時間飲み放題なので、飲んでぎゃーぎゃー写真を撮ったり撮られたりしているうちに、
私はいつの間にか酔っていました。
でも、頭いたーい、みたいなやつじゃなくて、気持ちが良いやつでした。



にこにこ笑ってほっぺたが引きつりそうでした。これ以上笑ったら唇が裂けるだろうけどそれでも構わない、
ってぐらい楽しかった夜でした。みんなありがとう。
船が東京湾を一周してまた船着場に戻り、私達も船を降りて日常に帰ります。
トイレで着替えるなんて高校生みたいだ、と3人でまだはしゃいでいました。
その後は納涼船のアフターパーティもあったのですが、私はみんなに別れを告げて新宿へ。
実はオーケストラの皆様との約束がありまして。
練習後そのまま飲んでいたみんなと合流し、
ダーツに行ってゲーセン、というなんとも健全な夜を過しました。
さっきまで海賊の格好なんかして騒ぎまくっていた私もうっすら微笑を浮かべながら、
おとなしくオーケストラの皆様の後ろにくっついて、
太鼓の達人を眺めておりました。
「たくや」とかいう凄い達人が途中で現れ、
彼の叩きっぷりに魅了されたりしていました。
なんというか・・・とても、まっとうだ、と思いました。
