オリンピックのトーチリレーを見に、スタンレーパークに行って来ました。なんとあのアーノルドシュワルツネッガーが聖火ランナーらしい!
という噂に踊らされて・・・いや、
踊らされたというか、その噂を聞いて積極的に踊ってきました。
基本的に自分は有名人に疎い方ですが、
そんな私でさえ知っている有名人!ということで、彼はかなり有名な有名人ということになります。
これは是非とも見物に行かねば。
と、メラメラ燃えさかる使命感。(使命感?)
VANOC での仕事が終わったのが深夜2時・・・
急いで家に帰りベッドに入ったのが朝の3時・・・
シュワルツネッガーの出番は朝の7時・・・
朝の6時には家を出発しなくてはならず、
何回計算し直してみても全然眠れないわけですが、
使命感にはすでに火がついてしまっていたため、
眠い目をこすりながら友達とわいわい早朝の公園へ向かいました。
今か今かとシュワルツネッガー氏を待っていたら、通りのあちら側から突き刺さる視線を感じました。
わ、私、誰かに写真を撮られてるわ、
と自意識過剰にソワソワしつつチラ見をすると、よくパーティで会うメンバーが。
マックス!リック!ブルース!!
って、彼等と会う時はいつも3人が一緒にいるので、いったい誰がマックスで誰がブルースなのかよくわからぬまま笑
とにかくテンションはがんがん上がっていき、眠いしお腹空いたしちょっと貧血気味だったのだけどそんなことは忘れて、
ターミネーターのことやロボコップのことなんかをあれこれ思い出しながら、
さらに待つこと十数分。
とその時、1台の黒塗りの車が前をスゥーっと通り過ぎました。車の中にはニコニコ笑顔のおじいさんが乗っていて、
沿道の私らに手を振ってくれています。
周りの人々は、
「You'll be baaaaaaaaaaaaaaack!!」
などと叫びながらフラッシュの嵐でした。
あれ?
あの人・・・・
というわけでそれが私と彼の一瞬の出会いでした。
出会いじゃないけど。
つまり彼はスタンレーパークのもっと奥の方でとっくに走り終わっていて、
自分の出番を終えて満足気に帰って行ったのでした。ぽかーん。
すごく優しそうな、意外と小さいおじいさんでした。
意外と小さいと言っても、開け放たれた車の窓から見ただけですが、
私の脳内では悪者の巣窟にがんがん飛び込んでゆく、
恐れを知らぬマッチョな彼こそが“シュワルツネッガー”だったので、
ちょっと拍子抜けをしてしまったのです。
でも間近で見れてやっぱり嬉しかったです。
聞くところによると聖火リレーというのは、
1人の走者がそんなに長距離を担当するわけでもないそうです。よく知りませんが。
その後しばらくして、見知らぬおじいさんが聖火を片手に登場しました。 たぶん “昔メダルを取った人” とかそういう感じだと思います。
シュワルツネッガーの走りを待っていたのに見ることが出来なかった我々みんなは、
「ほんとに “この上なく貴重な、素晴らしい” 朝だったよな、まったく!」
などとちょっとした悪態をついたりしていましたが、
そのおじいさんが通りかかるとなぜだか気分も和らいで、
まるで最初からそのおじいさんを待ち望んでいたみたいに大きな声援を送り、
またまた辺りはフラッシュの嵐に包まれたのでした。
2月、冬季オリンピックが始まるところだというのに、
暖冬のバンクーバーでは桜のつぼみが開き始めております。
友達のカナディアンは、この美しいバンクーバーはただでさえ『世界の住みやすい街ランキング』の常連なんだ。
今回の観光客たちに、バンクーバーは美しい上に気候が温暖だ、なんてことがわかったら、
世界中の皆が移民してきちゃうよ。やばい。秘密にしておきたいのに。
と、大変な困り顔でした。ははは。