いま東京でいちばん予約が取れない場所!と、仕事中つけっぱなしのラジオから流れてくるのはスカイツリーの話題。
オープンしてしばらくはすごい騒ぎが続きそうだし、
夏休みが完全に終わった頃のんびり行くのが賢明だわと思っていたら、
チケットが当選したから全員集合よと実家からメールが届きました。
静岡に住む両親と弟と祖母、千葉に住む姉一家、
そして東京の西側から私も勇んで足を運び、
姉の結婚式以来、珍しく一族総出のお出かけです。なんか嬉しい!
大人になると、昔は想像も出来なかったことが突然現実になったりする。東京タワーよりもずぅっと高い建物が完成したり、
お世辞にも仲良し一家とは言えなかったうちの家族が、
こうして楽しそうに笑って日曜日を過ごしたり。

まぁとにかくすごい人で、完全予約制でありながら、チケットを持っていても尚、
各エレベーター前で1時間、2時間待ちとのアナウンス。
ところが我が家のおばあちゃんが車椅子を利用しているため、
特別に、まったく待たずに案内していただきました。
膝の悪い母や、5歳の姪も一緒だったので、
本当に本当にありがたい配慮でした。スタッフの皆様に感謝します。
こちらは展望台のチケットです。
珍しく家父長らしく率先して全員にチケットを配る父。
そんな姿、初めて見たかもしれません・・・

さて、スカイツリーには2つの展望台がありまして、こちらが350M。
さらに上昇して、こちらは450Mです。
東京が、ほんもののおもちゃみたいに見えました。「え?もっと上?宇宙?宇宙に行くの?」
と、大興奮の姪。
高さの感覚が麻痺してよくわからなかったけど、目の高さにヘリコプターが見えて、
「ああ、高いんだなぁ、ここ」
と思わず感心しました。
ちなみに怖がりの姪ですが、生まれた時からマンションの18階に住んでいるせいなのか、
高いところは一向に平気な様子でした。
こちら、床がガラスになっていた一角。
高い空から見下ろしたその風景には、私の大好きなものがぎっしり詰まっていました。
大好きなもの。
長い間通いつめた夢の国のお城だとか、
その隣駅の大きな大きな観覧車、
視線を移すとかっこよくそびえる電波塔、
ビルの真ん中で森みたいになっているのがきっと代々木公園、
じゃあ近くの太い道路は自転車でぶんぶん走ったあの道、
ということはあの丸く曲がった道路の下にはスーパーマーケットがある、
あっちのドームの横には何度も乗ったジェットコースターがあって、
向こうの駅には早く着きすぎて待ちぼうけした思い出が落っこちていて、
左側にあるはずのラーメン屋さんには夜中にすすった優しいお茶の記憶が落っこちていて。
私の視力0.1の裸眼ではハッキリ見えるものはなんにもないのに、
私にはそういうバラバラ散らかった自分の、
東京で過ごした10年ちょっとの思い出がとてもよく見えました。
よく見える、よく見える、あの子があの看板の近くのマンションに住んでいる、
友達は恋人と一緒にあのホテルのカフェで、頼んだオムレツを待っている。
私の目は、スカイツリーからいろいろなものを見たよ、大事にしよう。

帰りにソラマチという併設された商業施設でハイヒールを買いました。
5歳の姪と一緒になって試着をしていたら、
大きくなったらヨウチャンみたいな大人になりたいと言われて、
早く姪が年頃のお嬢さんになり、
二人でお洒落してお茶でも飲めたら素敵だなと思いました。
