よく晴れた土曜日。
今日は簡単なレジュメを作成してバイト探し。
今って、英語のレジュメがすぐに出来ちゃうんだよ。インターネット万歳。
インターネットがなかったら、私のカナダ生活はもっとずっとしんどいものになっていただろう。
コッチに来て、しみじみとわかったこと、それは、
自分はとても甘ったれで、1人じゃ何もできない人間だということです。
初めて訪れた外国の地、カナダ・バンクーバーにて。
物事は予想を遥かに超えてスムーズに進行し、
意外と普通に生活できるし、寂しくもないし。
だから、「なんだ私もやれば出来るじゃん」なーんて自画自賛しかけて、ふと思い直した。
自分は結局1人じゃ何にも解決してない。
もしバンクーバーの街角で困ったことがあったら、家に帰ってネットで検索。
HPやblogを見たら、いろんなことがすぐにわかります。
それからホームシックに悩まされない点についても、
別に私が強い人間てわけじゃなくって、
ネットで日本の家族や友達とつながっていることに、実はいつも支えられているおかげなんだ。
私がわかったことは、自分がどれだけ周りに助けてもらってるかってことです。
いや、そんなことは日本にいる時にもわかっていたつもりなんだけど、
コッチに来てもっと、しっかりとわかったのです。
朝から暑苦しいぐらいに、ありがとうって気持ちでいっぱいになりました、ありがとう。
*
そんなわけでとあるレストランにてただ今レジュメ選考中。
どきどきどき。連絡もらえますように。
接客業がやりたいのに、英語に不安あり。
そんな私の心強い味方、それはディズニーでの長期に渡るウェイトレスの経験です。
あの時に培った営業スマイルとテンションの高さで、どうにか頑張るしかない。
仕事決まってくれー。
*
学校ではやや難解なトピックばかり勉強している毎日。
前にも書いたけれど、身体障害者についてだとか、貧苦を乗り越えた文学者の話だとか。
つい先週のトピックは、睡眠障害、宗教信仰の自由と子供の生きる権利でした。
参考までに、新しく覚えた単語の一例。
investigator・・・捜査官
felony・・・重罪
autopsy・・・死体解剖
などなど。
いったいいつ使うんだ笑
というわけで、土日は家で、もっと日常使えるフレーズを勉強することにしました。
これもインターネットを利用して。ありがとうインターネット。
「旅先英会話100」みたいなお役立ちサイトでガリ勉。
学校の友達が、週末はアメリカに行くとかパーティの話だとかしてるのを聞くと、
いいなぁぁぁ、楽しそう・・・と思ってしまうけれど、
でも私は勉強をしよう!
この数ヶ月間は勉強を頑張るって自分で決めてココに来たのだ。
*
と言いつつ久し振りに読書なんかもしました。
読書って言っても、これもインターネットだけど。
ネット依存症か。
*
私の大好きな岡崎京子は天才漫画家です。
メモれコピれMake money で有名(?)。
なのに素敵なひと。
彼女の節操のなさ、開き直りっぷりが、どうにも可愛いと思う。
そして勿論、センスがとても良い。
だって、
「真理に著作権はない」 By橋本治
んですってよ。
江國香織は尾形亀之助を、村上龍はJ.P.サルトルを、村上春樹はプラトンや夏目漱石を、
小説家に限らず、音楽家も、作詞家も、画家も、写真家も、
誰かが誰かを引用し、模倣し、再構築する。
それ自体は何でもないことであり、(つまり“パクり”という悪い印象を私はまったく抱かない。)
むしろ私自身、頻繁に名台詞や気に入った文章の引用を繰り返している。
でも岡崎京子の世界では、引用の在り方が他の誰とも少し違っていて、
なんだかイタズラのようでとても愛らしい。
ファンの欲目かな。
岡崎作品を読むと、十代の自分がよみがえってきて、落ち着かない気分になる。
この人の描くちょっとした表情や呟きに、
何度「天才!!」と思ったことか・・・。
昔私は、着飾ることが好きで、パーティが好きで、でたらめなものが大好きだった。
めちゃくちゃなら、めちゃくちゃな程、よかった。
ちょうど私が生まれた時代の日本のライブシーンについて、
こんなレポートがある。
「じゃがたらの江戸アケミ、ライヴ中にカミソリで額を自ら切り半失神!」
「スターリンの遠藤みちろう、豚の頭を客席に投げつけ、さらに殴りかかり大乱闘!」
その頃のライヴハウス・シーンというのは、今から思うと全くわけがわからないのですが
「なんかデタラメなことやった奴が勝ち」みたいな雰囲気があり、
みんな競ってムチャクチャをやっていました。
例えばギズムの横山サケビさんという人はガスバーナーを持ってステージに現れ、
お客の鞄を焼いてしまったし、
ハナタラシの山塚アイさんはチェーンソーで自分の太ももを数センチも切り、
「あの時は痛かった」という名文句を残しました。
今は役者として大河ドラマにも出ている田口トモロヲさんは、ガガーリンというバンドをやっている時、
ステージ中にゲロを吐き、そのことを店の人に注意されると「スイマセン」と謝まり、今度はウンチをしました。
他にもステージに本物の露出狂中年を引っぱり出す奴、
ネコを殺す奴、ウサギを殺す奴、ライヴ最中に出前を取る奴、楽器持ってこない奴、
ライヴハウスの壁をつき破って、ブルドーザーで乗り込んでくる奴、その他モロモロ……
あの頃って、いったいなんだったんでしょうか。
私は決してそういう世界の人間ではないけど、
(世代も全然違うし。)
でもこの人達のしたかったこと、ちょっと理解できる部分もある。
なんかよくわからないままに、自分が自分に振り回されちゃう感じ。
やったもん勝ち、みたいなあの感じ。
いつかスティーブンにこの話をしたら、彼はとても興味を持って耳を傾けてくれたけど、
英語ではうまく言えなかった。だって日本語でもうまく言えない。あの頃の気持ち。
程度は違えど、誰でも若い頃はそうだったはずだ。
今日は岡崎漫画のせいで(せいで?)そういうことを思い出して、落ち着かない気分になりました。
あー、くすぐったい、くすぐったい。
(ちなみに上記、山塚アイの出てるイベントに一昨年行ったけれど、
彼は普通にDJしてました。ほっ。)
*
そんな私の土曜日のBGMは、なぜか美空ひばり嬢。
なんて良い唄声なんだ!よかった iTunes にいっぱい入れて来て。
あと今日ね、部屋に掃除機かけたんだけれど、
掃除機がすごいんだよ。
壁に丸い差込口がついてて、そこに長~~~いホースを差し込むの。
それが掃除機で、
本体はなくて、
とにかく壁にホースを差し込んだらスイッチが入って、
それで掃除をするのです。
びっくりしました。
ゴミは一体どこに行くのでしょう?
ところで巷では「インディアン・コーラ」って有名なのでしょうか。
ミルクとコーラを半々に混ぜて氷を入れて飲むと美味しいということです。
今日は簡単なレジュメを作成してバイト探し。
今って、英語のレジュメがすぐに出来ちゃうんだよ。インターネット万歳。
インターネットがなかったら、私のカナダ生活はもっとずっとしんどいものになっていただろう。
コッチに来て、しみじみとわかったこと、それは、
自分はとても甘ったれで、1人じゃ何もできない人間だということです。
初めて訪れた外国の地、カナダ・バンクーバーにて。
物事は予想を遥かに超えてスムーズに進行し、
意外と普通に生活できるし、寂しくもないし。
だから、「なんだ私もやれば出来るじゃん」なーんて自画自賛しかけて、ふと思い直した。
自分は結局1人じゃ何にも解決してない。
もしバンクーバーの街角で困ったことがあったら、家に帰ってネットで検索。
HPやblogを見たら、いろんなことがすぐにわかります。
それからホームシックに悩まされない点についても、
別に私が強い人間てわけじゃなくって、
ネットで日本の家族や友達とつながっていることに、実はいつも支えられているおかげなんだ。
私がわかったことは、自分がどれだけ周りに助けてもらってるかってことです。
いや、そんなことは日本にいる時にもわかっていたつもりなんだけど、
コッチに来てもっと、しっかりとわかったのです。
朝から暑苦しいぐらいに、ありがとうって気持ちでいっぱいになりました、ありがとう。
*
そんなわけでとあるレストランにてただ今レジュメ選考中。
どきどきどき。連絡もらえますように。
接客業がやりたいのに、英語に不安あり。
そんな私の心強い味方、それはディズニーでの長期に渡るウェイトレスの経験です。
あの時に培った営業スマイルとテンションの高さで、どうにか頑張るしかない。
仕事決まってくれー。
*
学校ではやや難解なトピックばかり勉強している毎日。
前にも書いたけれど、身体障害者についてだとか、貧苦を乗り越えた文学者の話だとか。
つい先週のトピックは、睡眠障害、宗教信仰の自由と子供の生きる権利でした。
参考までに、新しく覚えた単語の一例。
investigator・・・捜査官
felony・・・重罪
autopsy・・・死体解剖
などなど。
いったいいつ使うんだ笑
というわけで、土日は家で、もっと日常使えるフレーズを勉強することにしました。
これもインターネットを利用して。ありがとうインターネット。
「旅先英会話100」みたいなお役立ちサイトでガリ勉。
学校の友達が、週末はアメリカに行くとかパーティの話だとかしてるのを聞くと、
いいなぁぁぁ、楽しそう・・・と思ってしまうけれど、
でも私は勉強をしよう!
この数ヶ月間は勉強を頑張るって自分で決めてココに来たのだ。
*
と言いつつ久し振りに読書なんかもしました。
読書って言っても、これもインターネットだけど。
ネット依存症か。
*
私の大好きな岡崎京子は天才漫画家です。
メモれコピれMake money で有名(?)。
なのに素敵なひと。
彼女の節操のなさ、開き直りっぷりが、どうにも可愛いと思う。
そして勿論、センスがとても良い。
だって、
「真理に著作権はない」 By橋本治
んですってよ。
江國香織は尾形亀之助を、村上龍はJ.P.サルトルを、村上春樹はプラトンや夏目漱石を、
小説家に限らず、音楽家も、作詞家も、画家も、写真家も、
誰かが誰かを引用し、模倣し、再構築する。
それ自体は何でもないことであり、(つまり“パクり”という悪い印象を私はまったく抱かない。)
むしろ私自身、頻繁に名台詞や気に入った文章の引用を繰り返している。
でも岡崎京子の世界では、引用の在り方が他の誰とも少し違っていて、
なんだかイタズラのようでとても愛らしい。
ファンの欲目かな。
岡崎作品を読むと、十代の自分がよみがえってきて、落ち着かない気分になる。
この人の描くちょっとした表情や呟きに、
何度「天才!!」と思ったことか・・・。
昔私は、着飾ることが好きで、パーティが好きで、でたらめなものが大好きだった。
めちゃくちゃなら、めちゃくちゃな程、よかった。
ちょうど私が生まれた時代の日本のライブシーンについて、
こんなレポートがある。
「じゃがたらの江戸アケミ、ライヴ中にカミソリで額を自ら切り半失神!」
「スターリンの遠藤みちろう、豚の頭を客席に投げつけ、さらに殴りかかり大乱闘!」
その頃のライヴハウス・シーンというのは、今から思うと全くわけがわからないのですが
「なんかデタラメなことやった奴が勝ち」みたいな雰囲気があり、
みんな競ってムチャクチャをやっていました。
例えばギズムの横山サケビさんという人はガスバーナーを持ってステージに現れ、
お客の鞄を焼いてしまったし、
ハナタラシの山塚アイさんはチェーンソーで自分の太ももを数センチも切り、
「あの時は痛かった」という名文句を残しました。
今は役者として大河ドラマにも出ている田口トモロヲさんは、ガガーリンというバンドをやっている時、
ステージ中にゲロを吐き、そのことを店の人に注意されると「スイマセン」と謝まり、今度はウンチをしました。
他にもステージに本物の露出狂中年を引っぱり出す奴、
ネコを殺す奴、ウサギを殺す奴、ライヴ最中に出前を取る奴、楽器持ってこない奴、
ライヴハウスの壁をつき破って、ブルドーザーで乗り込んでくる奴、その他モロモロ……
あの頃って、いったいなんだったんでしょうか。
私は決してそういう世界の人間ではないけど、
(世代も全然違うし。)
でもこの人達のしたかったこと、ちょっと理解できる部分もある。
なんかよくわからないままに、自分が自分に振り回されちゃう感じ。
やったもん勝ち、みたいなあの感じ。
いつかスティーブンにこの話をしたら、彼はとても興味を持って耳を傾けてくれたけど、
英語ではうまく言えなかった。だって日本語でもうまく言えない。あの頃の気持ち。
程度は違えど、誰でも若い頃はそうだったはずだ。
今日は岡崎漫画のせいで(せいで?)そういうことを思い出して、落ち着かない気分になりました。
あー、くすぐったい、くすぐったい。
(ちなみに上記、山塚アイの出てるイベントに一昨年行ったけれど、
彼は普通にDJしてました。ほっ。)
*
そんな私の土曜日のBGMは、なぜか美空ひばり嬢。
なんて良い唄声なんだ!よかった iTunes にいっぱい入れて来て。
あと今日ね、部屋に掃除機かけたんだけれど、
掃除機がすごいんだよ。
壁に丸い差込口がついてて、そこに長~~~いホースを差し込むの。
それが掃除機で、
本体はなくて、
とにかく壁にホースを差し込んだらスイッチが入って、
それで掃除をするのです。
びっくりしました。
ゴミは一体どこに行くのでしょう?
ところで巷では「インディアン・コーラ」って有名なのでしょうか。
ミルクとコーラを半々に混ぜて氷を入れて飲むと美味しいということです。