冬なので、編み物をしています。こしらえているのは靴下。
そして編み物をしている間に耳や目が暇なので、
ぼんやりと古い邦画ばかり見ています。
BGMとしての邦画。
なんとなく観賞、でも時々本気で感動したり。本末転倒です。
ここ数日、靴下を編みながら観た映画の備忘録。(あいうえお順)
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『インストール』
二作目で芥川賞を受賞した、綿矢りさの小説が原作の映画。映画のポスターが可愛くなかったので、これは小説の表紙です。
2001年、彼女が華々しく小説家デビューを飾った後ですぐにこの小説を読み、
良さが全然わからずに 「ふぅん」と思いました。
彼女の文才(?)、かわいさ、若さ、その他諸々に嫉妬してしまう醜い大人なのか?私って??
と自分を戒め、続く『蹴りたい背中』を最後まで立ち読みするも、
やはり良さが全然わからずに 「ふぅん」だったのでした。
それでたまたま映画を見つけたので、
今度こそなにかしら良さがわかるのかもしれないと思い挑戦するも、
やっぱりやっぱり、「ふぅん」、なのでした。
飽きて途中(かなり序盤)でやめてしまいました。
“ もう17歳、まだ17歳・・・” の、あの時期だけの特別な感じ、
それも世代によって違うものなんでしょうか。
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『下弦の月~ラスト・クォーター~』

矢沢あい漫画の映画版です。
バンクーバーにいた時に、
ダウンタウンの大きな図書館に日本の漫画が置いてあり(もちろん英語だけど)、
時間つぶしに、英語の勉強と称して読了したのですが、
内容はあまり好きではありませんでした。
『マリンブルーの風に抱かれて』、『天使なんかじゃない』の矢沢あい黄金時代、
大ファンだったわたしとしては、もうもうもう、どうした矢沢!?
てなもんでした。
で、映画。
原作自体好きじゃないくせに、映画まで手を出す。なぜ。
-まぁそもそも編み物のBGMみたいなものですから。
全っ然期待していなくて、その期待どおりでした。ははは。
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『グーグーだって猫である』
大島弓子大先生のエッセイ漫画の映画化です。ちなみに主演の小泉さんがMILK BAR の表紙やってたやつ、
今でも宝物として持ってます。
MILK・・・。ロリータもパンクも、今みたいなひとつの「派閥」じゃなくって、
まだほんとに、え?なにあれ?、みたいな扱いだった頃にすごく好きでした。
MILKはロリータだけど、かっこよかった!
ピンクでひらひらでふりふりでハートと水玉なのに、
それでもMILKはすごく、かっこよかったです。(今は知りません。)
そしてMILK BAR の表紙で赤と白のしましまだった小泉さんは、
宝物にしたくなるぐらい可愛かったのです。
映画は、そんな小泉今日子と大島弓子の名前にひかれて観ました。
チアガールのシーンにもうもうもうとにかく涙しました。
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『最終兵器彼女』
載せてる画像は漫画ですが、実写版の映画を観ました。なぜこの映画を観たのか自分でもまったくわかりませんが、
まぁとにかく思ったのは、
原作の設定だけを映画にしたらこうなるんだろうなぁということです。
ちなみに原作は未読です。
原作を読んでみたいような気もしますが、
おそらく読むことはないでしょう。
買ってまで読む気はしないし、貸してくれるような友人もいません。
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『下妻物語』
嶽本野ばら小説の映画化です。男の子同士の熱い青春友情物語ってたくさんあるけれど、
女の子の、しかも、集団とかではなく2人のものって、初めて出会った気がします。
(ゴーストワールドとかあるけど、温度が違う)
かなり好きでした。
特に、ばりばりの田舎ヤンキーの子が、
ロリータの子に電話で「会いたいよ」って呼び出されて、
「行くぜ。どこでも行ってやるぜ!」
って言うところ。
すごいー。びびびっときました。
“ここは失笑シーンですよ” みたいなものが盛りだくさんでしたが、
失笑するどころか度々まともに感動していました、わたし。
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『ジョゼと虎と魚たち』
田辺聖子の小説、原作は1984年発表です。なんか痛い。痛い痛い痛い痛い。
映画の方の『ストロベリー・ショートケイクス』 を観終わった後のような、
そんな痛さでした。
(これもけっこう最近観た。)ある種の辛さは一生消えることなんてなくて、
辛いまんま生きていくしかない、
でもそれをいつか自分だけの物語にして、
その物語に、支えられ、打ちのめされ、救われ、毎日は続いていくわけです。
ああ痛い。そんなときは吐くように泣くしかない、
そうするしかないし、
その上そうしたところで別に傷は癒えない、
そういうこともあるわけです。
そんな非常に個人的な、わけのわからぬ感想を抱きました。
良い映画だったけどしばらく観たくありません。もう。
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『ソラニン』
邦画って、わたしの観てるのがたまたまそうなのかもしれないけれども、原作が漫画か小説ばっかりだな、でもソラニンは違うかな、
と今の今まで思っていましたが、ヤングサンデーに連載されていた漫画のようです。
これもまた胸がしめつけられるような話なんだけれども前述のジョゼとは違って、
あと何回かは観返したくなるようなそんな映画でした。
もどかしくって、わーわーわーって逃げ出したくなって、
逃げたり、逃げなかったりして、
みんな頑張ってるし、わたしも頑張ってるし。
なんか、一生懸命切なかったです。
好きです。
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以上、BGMとして垂れ流した映画らしく、
非常に簡単な感想でした。
そして、集中して編めばすぐに完成するはずの靴下が、
なっかなか出来上がりません。