昨日の夜のイタリアンレストランで、最後に食べきれなかったデザート盛り合わせの中からタルトを、
持ち帰り用に包んでもらって今朝食べました。
おいしい朝。
ところで最近の、
“図書館のア行の本棚から適当に本を借りる”形式の読書習慣ですが、
実はその、入口に一番近いア行の本棚というのもね、
正確に言うとア行というか、ア、と、イ、なんです。
駅前出張所みたいな、そんなに大きくない図書館で、
ごくたまに何かの手違いで江國香織なんかが紛れることもあるにはあるけれど、
基本的にその棚は、ア、と、イ。
でね、好きじゃない好きじゃないと言いながらまた借りてしまったわけ。
伊坂幸太郎。
もうね、どうせ文句言うんだから読むなって感じですが、選択肢がなくてね。
『モダンタイムス (上)(下)』
ところがなんとなんと、
まだ読了はしていないのですが、今回は面白いです。
相変わらずアレがアレなんだけど、
なんかもう突き抜けたんだな、という感じで、いっそ面白いわけです。
アレっていうのは勿論、村上春樹のことです。
伊坂幸太郎が「全然意識してない!」ていっくら否定ても否定しても、
周りからやいやい言われ続けたんだろうなあ。
そして、なんというか、ワタナベ君やゴタンダさんが堂々登場するという、
面白い吹っ切れ方をしたようです。
内容もオマージュ的な・・・
いや、ほんと、面白い吹っ切れ方です。
ただね、暴力描写がちょっと苦手。
それはこの人が上手いということなんだろうけど、
すごく想像できちゃうし、痛いし、怖い。
帰りの電車で読んで、駅に到着して、家まで暗い道を歩いたりしてると、
後ろから近づいてくる足音にびくびくしちゃいます。
昔どっかの偉い作家先生で、たいそう臆病な人がいたそうで、
弟子たちにその臆病を嘲笑されると怒って、
「臆病ということは、想像力が豊かということだ。
想像力が豊かだからこそ単なる暗闇にナニカを見、
単なる風の音にナニカを聞くんだ」
みたいなことを言っていたのを思い出しました。
そうです。私もこの無駄な想像力のせいで、
小説の中に出てくる怖い描写が異様に怖いし、
痛い描写が異様に痛いんです。アイタタタ。
読んでいる本が読み終わりそうになると、
鞄に次の1冊を忍ばせることにしているのですが、
さて今回借りた本、あとは綾辻行人の『Another』が残っております。
綾辻行人と言えば、まだ実家にいた頃母がよく読んでいて、
私もそれを片っ端から拝借して読みましたが、
私の記憶によると、毎回どっかの館でなんかの事件が起こって誰かが解決する、
みたいな流れだったわけです。
推理小説、というか、ミステリ小説?
でも今回Anotherをよく見たら裏表紙に、
「本格ホラー」と書かれておりました。あっれー?ホラー?
伊坂幸太郎でさえ怖いというのに、
本格ホラーなんて読んだ日には、
夜道歩けなくなっちゃうかもよ。
この本は読まずに返してしまった方が自分のためかもよ。
と葛藤しております。
昔はここまで怖がりじゃなかったのに、
年々怖がりになります。
60歳ぐらいになったらグリム童話とか読んでも怖くてトイレに行けなくなっちゃうんじゃないか、
と危惧する今日この頃です。