古い映画ばかり観ています。
Ghost World は2001年公開、漫画が原作のアメリカ映画です。
当時、『装苑』か何かの雑誌で話題になっていて少し興味はあったのですが、
なんとなく今まで手に取ることがありませんでした。

よくある、世間に迎合できない若者の葛藤とかを描いた青春ストーリーなんだろうなぁ。
と思っていたからです。
で、実際そうだったけど。

でも想像以上に登場人物たちが愛しくなる映画でした。
誰も彼も皆ちょっとずつ冴えなくて、情けなくて、かっこ悪くて、
だけどこれっぽっちも憎めないです。


あの子はバスに乗ってどこに行ったんだろう。

何かに耐え切れなくて爆発しそうになり、あるいは無気力になり、
わけもわからず、目的もなく、でもやたらに夢ばかり見たまんま、
私も自分の街を出ました。
私があの子と同じ年だった頃の話です。あの子と同じように。


もう二度と若者になんか戻りたくないです。
毎日楽しくて、毎日くだらなかったです。
いつも友達と街をうろうろしてました。
本当にバカみたいにただ街をうろうろしてました。
そして笑ってました。幸せいっぱいでした。

とても大切な思い出ばかりです。

時々、若い頃に戻りたいなんて言う人がいるけど、私には信じられません。
あんなに意味不明だった時代になんで戻りたいんだろう。
私は全力で自分の十代を楽しみ尽くしたので、もうたくさんです。
あんなに意味不明な時代は、一生に1回経験すればもう十分です。



"I know, she needs to die immediately."

昔の自分の駄目さかげんがこの映画の中に散りばめられているようでした。

"God, think about that... that's actually totally depressing."Enid is always complaining about everything.
I don't want to be her.
I don't want to be her friend.
But I know her.

I was her.それにしても彼女の唇がすごく好きです。