先日、映画 『あしたのジョー』 を観てきました。

高校生の頃からあしたのジョーが大好きで、
漫画もアニメも繰り返し見ては、毎回心を揺さぶられておりました。
何度泣いたかしれません。
何度元気をもらったかしれません。


映画版のあしたのジョー、
熱烈な原作ファンからの辛口批評がネットに飛び交っているようですが、
わたしはそこまで悪くないと思いました。

主演のひとりがジャニーズだったそうですが、
そもそもテレビを見ない(持っていない)ので、彼のことを知らず、
変な先入観なく映画版の矢吹丈を受け入れることができました。脚本に関してはまぁ、
原作20巻の全てを2時間の映画にするのは至難の業でしょうから、
今回の映画に、あの漫画から放たれる感動や汗や切なさや眩しさや涙を、
求め過ぎてはいけないのだと割り切っていました。

ちょっと筋のある不良少年がボクシングに出会い、
いろいろ乗り越えつつ成長する、

みたいな、そんなシンプルなエンターテイメントとして、
映画は映画でよくできていたんじゃないかな?と思います。
主演ふたりの肉体も、減量っぷりも素晴らしかったし、
マンモスのアレも一応あったし、
段平はまさかのギャグと思いきやしっかり泣かせてくれたし。


・葉子お嬢様のわけのわからぬエピソードとキャスティング
・あしたのジョーの世界観から浮いていたCG処理、
(クロスカウンターのところのCGはよかったけど、多用はいただけない気がした。)
・映画版の主題歌
・サチ役の女の子が現代っ子に見えたこと
・つーかそういえば、ジョーって15歳じゃなかったっけ!!??

気になったのはそのぐらいでしょうか。
紀ちゃんを思い切りカットしたのも良い選択だったと思います。


でもこの映画を観てあらためて、原作の素晴らしさを痛感しました。
映画を批判しているわけじゃなくて、
あの漫画はそれだけすごいんだって思うのです。

出だしのジョーのやさぐれっぷり、鬼姫会、
子供たちのボスになった頃のバカで可愛いジョー、
ねじりんぼう、西との出会い、豚、力石、葉書、両手ぶらり、
退院パーティの夜のジョーの涙。

漫画の最初の数巻ぶんを思い出しただけでもう、
わたしの目には涙がぷくーっと浮かんできます。

ただの不良少年のサクセスストーリーだったら、
こんなに世代を超えて愛されるわけがないのです。

ああ考えてたらまた漫画を読み返したくなりました。

あしたのジョーに関して言いたいことならまだまだたくさんあります。
が、あしたのジョーの映画についての感想ということになると、この一言に尽きます。
映画を観たら、やっぱり漫画を読みたくなった。